胸が垂れやすい人の特徴とは

今回は、なぜ胸が垂れてしまうのか、胸が垂れやすい人にはどんな特徴があるのか確認していきます。

年を重ねることによって胸が垂れていくことはごく当たり前のことですので、今回は加齢以外の原因を追求し、わずかでも思い当たる節があればすぐに対策をしていきましょう!

胸が垂れやすい人の特徴

胸が垂れてしまいやすい人には、日常生活におけるいくつか特徴・問題があります。

食事の問題

上向きのバストを維持する上で食事はとても大切で、望ましくない食生活がバストに悪影響を与えることもあります。

もし過激なダイエットをしているならば、必要な栄養が胸まで届かず急激にしぼんでいくでしょう。

そしてバストが急に小さくなっても、皮膚は元の面積のままですので、垂れ下がった胸になってしまいます。

また、うまく栄養素が運ばれない状態ですから胸の老化も進みやすくなります。

ゆっくりと、日常的な運動も組み合わせながらダイエットを行うと皮膚がたるむことはなく、健康的なバストを維持できるでしょう。

運動不足

運動をしっかりしている人というのは老化しにくいものです。新陳代謝が活発になりますし、胸に対しても栄養や酸素を送り込みやすくなります。

加えて、胸を鍛える運動を積極的に行っていくことで胸筋をつけることもできます。

胸筋は、胸を支える土台になります。胸は90パーセントの脂肪と10パーセントの乳腺で出来ているのですが、この柔らかい脂肪を支えるために胸筋は活躍してくれます。

しばしば「運動を行うことで細胞が傷つき、老化が進みやすくなる」という言われ方がとられることもあります。

これはある意味では正しいことです。無酸素運動のような激しい運動を過剰に行ったり、紫外線対策をしない状態で炎天下で動いたりすると、細胞はダメージを受けて老化しやすくなります。

しかし、一般的な女性が行える程度の運動の場合、老化してしまうほどの過酷な運動にはなりません。

有酸素運動ならばまず問題にはなりませんが、一方で「紫外線対策」は重要です。

有酸素運動にはウォーキングやサイクリングなどありますが、外で行う場合はしっかりと紫外線対策をしてください。

夏にこれらの運動をする場合はスポーツブラを着ることも多いかと思いますが、もし胸元の生地が少ないデザインの場合、デコルテ部分は紫外線に晒されます。

デコルテ部分が日焼けによって老化してしまうと、皮膚のハリがなくなり、次第にバストは垂れていきます

必ず日焼け止めクリームなどを使用しましょう。

睡眠不足とストレス過多

私たちの体には「ホルモン」という物質が存在します。

そして女性ホルモンであるエストロゲンという物質が、胸の成長に関わったり、胸の状態維持に関わっていることはよく知られています。

しかし閉経を迎えることでホルモンやホルモンバランスは徐々にその姿とバランスを変えていきます。

これ自体はどうしようもないことですが、閉経前であってもホルモンバランスが乱れることがあります。

ホルモンバランスの乱れはさまざまな要因で起きるため一概に「○○だけが原因だ」とはいえませんが、ストレスや睡眠不足はその原因の一部と考えられています。

ストレス源から可能な限り身を遠ざけたり、ストレスコントロールの方法を身に着けたりするようにしてください。

睡眠は、ストレスを解消するためのもっとも有効な手段のうちのひとつで、人の体は睡眠中に修復されたり成長したりします。

このため、睡眠はホルモンバランスを守るために非常に重要な要素なのです

十分な睡眠時間を確保することも大切ですが、22時~2時を眠って過ごすと質のよい睡眠が実現できます。

長時間眠ることが難しい場合は、せめて質のよい睡眠をとることを心がけてください。

22時~2時に眠れなくても、寝室の環境を整え騒音が聞こえないようにするだけでストレスの解消に繋がります。

ブラジャーによる問題

私たちの胸には、「クーパー靭帯(じんたい)」と呼ばれるものがあります。

これはバストを支えている靭帯であり、非常に重要なものです。

クーパー靭帯があるおかげで、胸は上向きの美しい状態を維持することができるわけです。

ただ、このクーパー靭帯はずっと同じかたちで胸の中に存在し続けるわけではありません。

クーパー靭帯は衝撃を受ければ切れることがありますし、伸びることもあります。

そして、クーパー靭帯は一度切れてしまったり伸びたりしてしまえば、二度と元に戻らず、支えを失ったバストは徐々に垂れさがって行きます。

そんな大切なクーパー靭帯を守るために、「ブラジャー」が存在するのです。

ブラジャーをつけることでクーパー靭帯をサポートし、胸の下垂を予防することができるのです。

ブラジャーとの付き合い方」は、以下の3点で考えるべきです。

  1. ノーブラの期間が長くないか
  2. 自分に合ったサイズのブラジャーを付けられているか
  3. 用途にあったブラジャーを選べているか

一つずつ見ていきましょう。

ノーブラの期間が長くないか

「家に帰ったらすぐにブラジャーを外してしまうし、できれば着けていたくない」と考える人もいるかもしれません。

しかしノーブラの状態というのは、クーパー靭帯に多大な負担を強いる状況だと考えてください。

支えるものが何もないわけですから、「歩く」「立ち上がる」といった日常の行動であってさえ、クーパー靭帯に対するリスクとなり得ます。

用途に合ったブラジャーを選べているか

昼間、就寝時、運動時など、私たちのバストはその場面場面でまったく異なる動きをします。

その場面でのバストの動きに対応できるように、シチュエーションに合わせてブラジャーを選ぶことはとても大切です。

昼間、基本的には体を起こした体勢になっていますので、重力の影響を受けたバストは下がろうとします。

昼間用のブラジャーの多くはワイヤーが入っていて、重力の影響を受けたバストが下垂していくことを防ぐ機能に優れています。

一方夜は、横向きに眠ることもありますし、うつぶせになったり、あおむけになることもあります。

そして一旦寝てしまうと無意識のうちに寝返りが起こりますので、バストは想像もつかないような動きをすることになります。

このため、夜に使うブラジャーは就寝時専用のものを買い求めなければなりません。

夜に使うブラジャーは「ナイトブラ」と呼ばれる事が多いですので、インターネットで検索すればすぐに見つかります。

ノンワイヤーのものが多く、睡眠を妨げないように楽な着け心地のブラが多いです。

また、運動をしているときの私たちの胸は非常に激しく動きます。

クーパー靭帯が非常に切れやすくなるため、バストをしっかりと固定する機能に優れた運動時専用のブラジャーが必要になるでしょう。

運動用のブラジャーの多くは「スポーツブラ」と呼ばれており、こちらもインターネットで検索すればすぐに見つかります。

スポーツブラは伸縮性に優れた生地で、胸を覆うようなデザインになっています。

動きやすさとサポート力に優れており、運動による衝撃からクーパー靭帯を守ってくれるでしょう。

2.自分に合ったサイズのブラジャーを付けられているか

意外に思われるかもしれませんが、「自分のバストのサイズを正確に把握して、そしてそれと合ったブラジャーをつけられている人の割合」は決して多くありません。

70パーセントを超える人が、自分の本来のバストサイズとは異なるサイズのブラジャーをつけていたというデータもあるほどです。

自分の胸よりも大きいサイズのブラジャーをつけていれば、クーパー靭帯や胸を支える事が出来ずに垂れ乳を作る原因となってしまいます。

逆に自分の胸よりも小さいサイズのブラジャーをつけていれば、血行が悪くなり、なかなか胸に栄養素や酸素が届けられなくなってしまいます。

シチュエーションにあったブラを選ぶことももちろん大切ですが、何よりもまずは、自分のバストサイズにあったブラジャーを選ぶ必要があります

半年に1度はバストサイズとブラジャーの見直しを行い、自分に合ったサイズのものを選びましょう。

胸が大きい方こそブラジャーによる対策を

「胸が小さいこと」はバストの悩みとして非常にメジャーなものです。

しかし「大きければよい」というものではありません。憧れてしまうほどの大きな胸にも、デメリットはあるのです。

と言いますのも、実は「垂れやすい」というマイナス点を持っているからです。

胸が垂れる理由はいくつかありますが、そのうちの一つとして重力による影響が考えられます。

大きなバストほど重力による影響を受けますので、そうではない人に比べて肩が凝りやすかったり、胸が垂れやすくなってしまいます。

胸が大きい方こそ、シチュエーションによるブラジャーの使い分けや、正しいサイズ感で着用することが大切です。

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