背中の脂肪のたるみや脇肉を消し去る方法

私たちはほぼ例外なく、意識的にせよ無意識的にせよ、毎日鏡に向き合うことになります。

洗顔時の洗面台の鏡、入浴時の洗い場の鏡、あるいはトイレにある鏡など、鏡に自分の顔を映し出す機会はたくさんあります。

そのときに自分の顔を見て「今日もすてきな笑顔だな」「ちょっとクマができているかも」「肌の調子がすごくよい!」「あれ、こんなところにシミとシワがあったっけ?!」などと思うこともあるでしょう。

顔の老化や変化が、割と分かりやすいのは日常的に鏡に向き合っているからだと思われます。

しかし「自分の背中」を自分で見ることはそれほど多くはありません。

そのため、背中にも年齢が出るのだということを自覚せずに過ごしている人は多いものです。

加齢によって背中の脂肪がたるむ

私たちの体は、日々老化していきます。運動や肌の保湿など体を若々しく保つ方法はありますが、これもあくまで「予防」にすぎません。老化そのものをとめることはできなのです。

そして年をとると、筋力はどんどん衰えていきます。

筋肉は脂肪よりも重いという特徴を持っているため、若いころと同じ体重を維持している人であっても、筋力が衰えて脂肪の割合が増えたということがよくあります。

脂肪は筋肉とは異なり柔らかい組織ですので、脂肪が増えると背中に大きな変化が現れます。

体重は若いときと変わらないのに、背中の筋肉が衰えて脂肪が増えてたるみ、しまりのないバックスタイルになってしまうのです。

また、筋力の低下は「肥満」も招きます。筋力はエネルギーを効率よく使うものです。

私たちの体は運動をまったくしなかったとしても、生命維持のために毎日カロリーを消費します。

筋肉量が多い人の場合はこの「何もしないときに使われるカロリーの消費量(基礎代謝)」が非常に高いのです。

「若いときと同じような生活をし、同じくらいのカロリーをとっているにも関わらず、太ってきた気がする」

これは、加齢によって筋肉が衰え基礎代謝も落ちているのに、同じだけのカロリーを摂取していることが原因なのです。

加齢によるバックスタイルの変化に気づいたなら、食事や運動などの生活習慣を見直す必要があるでしょう。

加齢によって脇肉ができることもある

「脇肉」は、文字通り脇にできる脂肪やお肉を指します。

特に、ブラジャーを付けたときにカップの横からはみ出したり、ブラのサイドベルトの上に乗っかり、ぷっくりとした膨らみになっているお肉のことを指します。

脇肉もまた脂肪ですから、極端にやせすぎている人には基本的には発生しません。

また、筋肉をしっかりつけている人の体にも発生しにくいものです。筋肉がしっかりついている人の場合、脇肉がついてしまう前に脂肪が消費されてしまうからです。

しかし、それなりにやせていたり、体重は平均程度なのに脇肉に悩まされることもあります。

これは筋肉量が足りないか、あるいは加齢によって筋肉がおちてしまった事が原因と考えられます。

脇肉は、単純に脂肪が多い人の体につくものでもあるため、何歳ごろになれば脇肉ができる、とはいいきれません。

ただ、年齢を重ねている人の場合は筋力量が低下している可能性が高いので、脇肉に悩まされることも多いでしょう。

脇肉は脂肪ですから、「最近脇肉が気になり始めた」という人は肥満を疑いましょう。

思い当たる節がないのであれば、筋力量の低下やブラジャーの選び方が間違っていることなどについて考えていくべきです。

背中の脂肪のたるみや脇肉を無くす方法

それでは、脇肉ができた場合はどう対処すればよいのでしょうか?

まずは運動です。

上半身を鍛えて、脇の脂肪を除去していくのです。

運動は脇肉を解消するための方法として非常に有効ですし、またそれ以外のメリットも大きいため非常におすすめです。

私たちの体は、どこか特定の部位の脂肪だけをピンポイントで狙って落とすことはできません。

しかし特定の部位を鍛えて筋肉をつけていくことは可能です。

はみ出た脇肉に悩む人の場合は、上半身を鍛えるべきでしょう。

具体的な鍛え方

一番オススメなのは懸垂です。

懸垂は腕の筋肉や脇の筋肉、背中の筋肉を全体的に鍛えていく方法であり非常に効果があります。

ジムなどにある鉄のバーを使って体を持ち上げていくのが一般的なやり方です。

しかし静止状態から上半身の力だけで体を持ち上げることは、特に女性の筋力だと非常に難しいです。

いきなりジムに通うのはハードルが高すぎるし懸垂なんかできない、という方はご自宅のテーブルを利用して斜め懸垂してみましょう!

ご自宅にある、両足が納まる高さの机やテーブルの下にもぐる形で体を入れて寝そべり、両手で机の縁をつかんだらセット完了です。

下半身の力は使わずに腕の力で上半身を机に近づけいき、その後はゆっくりと腕を伸ばして元の状態に戻す、という動作を繰り返します。

この動作を繰り返すことで、簡単に脇周辺の筋肉を鍛える事ができます。

運動がもたらすバックスタイルの変化

懸垂・斜め懸垂を繰り返すことで脇肉を落としていくことができ、加齢によるバックスタイルの変化に対する対抗策ともなりえます。

脇肉をとるために脇の筋肉を鍛えるということは、上半身全体の筋肉を鍛えるということにも繋がります。

このため、脇肉だけでなく筋力が衰えたことによる脂肪の垂れさがりに対しても極めて有用なのです。

さらに、背中の筋肉を鍛えることによって猫背も改善します。

若いときは猫背ではなくても、年を重ねて背中の筋力が衰えることで猫背になってしまう人もいます。

このような変化はゆっくりと訪れるため本人は無自覚であることが多いので、一度自分の背中の姿勢も見直してみてください。

そして、美しいバックスタイルを作り出すために、ぜひ運動を組み込んでください

若々しい肌を保つためにも運動は有効

また運動は、新陳代謝を活性化させる効果もあります。

体の隅々に栄養と酸素を届け、老廃物と二酸化酸素を受け取ってきます。

新陳代謝が活発化することで肌はいつまでも若々しい状態を保つことができます。

さらに、運動は私たちに適度な疲労をもたらします。

「運動会の後にはぐっすり眠った」という経験がある人も多いかと思われますが、この適度な疲労がは私たちに心地よい眠りをもたらしてくれるのです。

眠りは、ストレス解消や体のダメージ回復、あるいは体の成長などに役立ちます。そして運動によってストレスが解消されることも見逃せません。

ストレスは私たちの健康を害し老化を進める要因となりますが、運動はこの厄介なストレスに対抗する手段ともなるのです。

下着による補正も効果的

下着による補正も非常に重要です。

バックスタイルを美しくみせ、はみ出た脇肉をサポートする補正ブラが特に有効です。

補正ブラとは加齢によって崩れたバストの脂肪を正しい位置で固定し、脇に生じた脇肉をバスト部分に盛ることを目的としたブラジャーのことをいいます。

このようなブラジャーは脇高設計でサイドベルトが幅広く作られていますので、一般的なブラジャーと比べると柔らかい脂肪に食い込みにくくなっていますし、背中覆う事ができますのでブラジャーから脇肉がはみ出ることを防ぎます。

後ろからみたときにブラジャーによる凸凹やお肉の段差がほとんど目立たず、夏場のTシャツでもストレスなくすっきりと着ることができます。

しかし補正ブラジャーの効果は一時的なものです。外してしまえば脂肪の位置などは元に戻ってしまいます。

補正ブラを外した後も寄せた脇肉やバストの脂肪がその位置で固定されるということはありません。

しかし補正ブラは今後できてしまうであろう脇肉バストの型崩れを防ぐ効果があります。

ですから、補正ブラを着用しながら食生活や運動習慣を見直すことで、一度できてしまった脇肉や背中で垂れ下がった脂肪を効果的に無くしていけるのです。

これから先に起こる、脇肉の発生や加齢によるバックスタイルの変化に対処できるように、是非補正ブラを活用しましょう。

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