ハリのあるバストを作りたいと考える人は多いです。ハリのあるバストは体全体を若々しく見せる効果もありますし、自信を持つことにも繋がります。
「バストのハリを出すこと」は「バストのボリュームをアップさせること」と同じくらいよく関心が寄せられている事柄でもあります。
そこで今回は、バストのハリを出すために効果的と考えられている方法と、それらがどれくらい効果があるのか、解説していきます。
クリームやジェルによるケア
「バストのハリを出したい」ということで、バストケア用のクリームを使う人もいるでしょう。
バストケア用クリームやジェルの場合「これだけを使っていれば、確実にバストにハリが戻る・ハリがアップする」と言えるものはありません。
そもそもバストケア用のクリームやジェルが働きかけることができるのは、お肌の一番外側にある角質層までです。
バストケア用クリームやジェルを使うだけで肌の内側からハリが直接よみがえることはないのです。
ただ、だからといってバストケア用クリームやジェルがまったく無意味であるというわけでもありません。
現在販売されているバストケア用クリームやジェルには、数多くの保湿成分が含まれています。
これらの保湿成分は、肌に水分のベールを張り巡らせます。このベールは紫外線などの外的刺激に対するバリアとなります。
紫外線はお肌(バストを含む)を老化させる非常に強力な敵です。
バストのハリを衰えさせる大きな原因として老化がありますから、老化を促進させる紫外線に対する対抗策になるという意味では、バストケア用クリームやジェルはとても有用なものだといえます。
また、バストのハリを保つためにマッサージを組み合わせる人もいることでしょう。
しかしバストを直接刺激するやり方をとる場合、指でそのままもみほぐすとどうしてもバストにかかる負担が大きくなってしまいます。
この時バストケア用クリームやジェルを使うことで指触りも滑らかになりますので、バストを守ることができます。
加えて、保湿をすることはハリの一要因である「みずみずしい肌」を作ることにも繋がります。
このような観点から見ると、バストケア用クリームやジェルは役立つアイテムだといえます。
運動やエクササイズによる老化の予防
人の肌や体は、しばしば風船にたとえられます。風船部分が皮膚であり、風雨線の中の空気部分が脂肪・筋肉です。
このため単純にハリのあるバストだけを目指そうとするのであれば、脂肪をつけてしまえばよいということになります。
ただ、多くの人は「やせた体つき、バランスのよい体つきを作りながら、ハリのあるバストを作りたい」と考えると思います。
そのため、「脂肪をつけてバストアップ・バストのハリをアップする」という方法を選ぶ人はそういないでしょう。
美しいボディバランスを維持しながらもバストのハリをアップさせたいのであれば、運動がおすすめです。
上でも述べたように、人間の体のハリをアップさせる大事な要素として脂肪と筋肉があります。
脂肪をつけないでハリを出そうとするのであれば、筋肉量をアップするのが望ましいのです。
バストに関わる筋肉といえばやはり胸筋ですから、ここを積極的に鍛えるとよいでしょう。
また、運動を行うことによって新陳代謝が活性化され、バストの細胞に栄養と酸素が運ばれるようになり、若々しい体を作ることができます。
血管年齢も若返りますし、いつまでも若く美しい体つきを維持できるようになります。
運動やエクササイズによって筋肉量が増えるとバストのハリがアップされ、さらには新陳代謝が促進されることで老化が遅れバストのハリが失われることを予防できるのです。
ただし屋外で運動をする際は、バストケア用のクリームを使用するなど、紫外線対策は必須です。
サプリメントや食事でバストのハリを回復できる?
サプリメントや食事も、バストのハリと密接に関わっているものです。
バストのハリを作るうえでは脂肪の量は欠かせません。
脂肪があまりにも少なすぎると、バストのハリを維持することはできませんし大きさを保つこともできません。極端にやせた人の場合、バストもやせていますしハリもないものです。
また、過剰な食事制限によるダイエットを続けた場合、バスト部分にいきわたるべき栄養素が欠乏して、バストのハリを維持することができなくなってしまいます。
しかし、何か特定の食品をとることでバストのハリだけをアップさせることは難しいです。
口から取り入れられた食べ物は体の中で分解されて吸収されていきますので、ハイカロリーのものを食べればそれによって脂肪がつくので、バストのハリがアップするとはいえます。
しかし、コラーゲンやヒアルロン酸の入った食べ物を食べれば、バストのハリがよみがえるとまでは言い切れません。
コラーゲンを含むタンパク質は全て、体内の消化酵素によってアミノ酸やペプチドなどの非常に小さな分子にまで分解された後に吸収され、再びタンパク質を合成する際の材料となります。
ただ、吸収された後にどの部位でどの程度の量のコラーゲンに再合成されているかは明らかになっていないのです。
このため、コラーゲンやヒアルロン酸などは経口摂取によって取り入れたとしてもそのままバスト部分のコラーゲンとなって働くことはない、と考えられているのです。
適切なブラジャーを選ぶ必要性について
ブラジャーを見直すことはハリを保つためには有効です。
適切なブラジャーを着用することで、バストのハリが失われることを予防することができるのです。
私たちのバストはクーパー靭帯によって支えられています。
このクーパー靭帯はコラーゲンを主成分としており、上向いた美しいバストをつくるために役立っています。
しかしクーパー靭帯は、日々の生活のなかで切れたり伸びたり損傷していく可能性が高く、バストを上下左右に振るとそれだけでダメージを受けます。
さらにクーパー靭帯は音も痛みもなく損傷する為自覚しづらく、ふと気づくとバストのハリが失われている、という事にもなります。
そんなデリケートなクーパー靭帯を守り、サポートできるのがブラジャーなのです。
下着にはいくつかの種類がありますが、「昼用」「夜用」「スポーツ用」の3つにわけられるでしょう。
昼用のブラジャーとは、普段の日常生活でつけるブラジャーのことです。自分のサイズに合ったものを選びましょう。
ブラのサイズは体型の変化によって変動しますから、新しいものを買うときには必ずサイズを見直しを行ってください。
小さすぎるブラではバストが押しつぶされてしまいますし、体に食い込む事でお肉の段差ができてしまいます。逆に大きすぎるとバストを支えることができません。
必ずジャストサイズで着用できるように、半年に1度はバストを計測して自分のサイズを把握しておきましょう。
夜用のブラジャーとは就寝時に使うもので、「ナイトブラ」という名称で販売されていることが多いです。
昼間のバストは重力によって下に垂れていこうとしますが、就寝時にはバストは横に広がります。
また、寝返りの影響で無意識のうちにバストが大きく動いてしまいますので、バストの横側をカバーして左右の動きを抑えられるように作られたナイトブラがオススメです。
スポーツをしているときは就寝時よりも激しく胸が動きます。
運動時のバストは左右だけでなく上下にも揺れ動きますから、やはり専用のブラジャーが必要です。
多くは「スポーツブラ」という名称で販売されており、バストが上下左右に揺れ動くことを防げるように、バスト全体を覆うようなデザインになっています。
上記のように「昼用」「夜用」「スポーツ用」のブラジャーはそれぞれ想定している状況が異なるため、その機能も異なります。
このため一日中スポーツブラをつけているとバストが圧迫され続けてしまい血行不良を引き起こすかもしれません。
また、楽だからといって一日中夜用のブラジャーをつけているとバストを支えられず、結果としてバストのハリが失われていくでしょう。
バストのハリを維持するためにブラジャーをつけることはとても効果的ですが、シチュエーションに合わせたブラ選びがとても重要です。