バストダウンしないおすすめのダイエット法とは

ダイエットをしたら、バストも痩せた。」という経験はありませんか?私も過去に食事制限のみでダイエットをしたときは、心なしかバストダウンしたように感じました。

ある短大生のダイエット経験を調査した論文では、身体の部位の中で痩せたいところが「胸」と答えた学生は最も少なかったという結果が示されています。つまり、「ダイエットはしたい。でもバストは今のまま残したい!」という希望を持つ女性が多いことが伺えます。

今回はバストダウンせずにダイエットができる方法について皆さんと一緒に学んでいきたいと思います。

ダイエットをしたらバストダウンするって本当?

そもそも、ダイエットをしたらバストダウンするという噂は本当なのでしょうか?米国の肥満医学協会臨床医師であるAngela Fitch医師のインタビュー記事では、「体重が減るとバストが小さくなる」とあります。ダイエットでバストダウンする原因としては以下の4つが挙げられます。

1.身体の脂肪が減るとバストダウン

バストは主に脂肪組織でできているので、ダイエットによって身体の脂肪が減ると、バストの脂肪も少なからず減ってしまいます。しかし、どの程度バストダウンしてしまうかは、もともとのバストの脂肪の量や、ダイエットで減る脂肪の量によって変わるようです。ダイエットで大きくバストダウンする人や、あまりバストのサイズが変わらない人の個人差があるのはそのためなのですね。

2.急激に痩せると皮膚が伸びてバストダウン

太って脂肪が増えると皮膚が伸ばされます。皮膚が伸ばされた状態から、一気に体重が減って脂肪が少なくなると、伸びた皮膚は元に戻らずたるみます。バストも同じように脂肪が減ると皮膚がたるみます。とくにバストは重さがあるので、重力の影響を受けてたるんだ皮膚が下垂しがちとなります。

3.揺れのストレスがかかるとバストダウン

バストを支える働きをしているクーパー靭帯は、揺れなどの刺激を受けることによって伸びてしまいます。クーパー靭帯は伸びたら元に戻ることはありません。バストの形を保っているクーパー靭帯が伸びてしまうと、バストが下垂してバストダウンの原因となります。

4.大胸筋の筋肉量が減少するとバストダウン

胸板を形成しているのは大胸筋です。バストの土台となる大胸筋が痩せてしまうと、バストも下垂します。ダイエットによって筋肉量が減少し、大胸筋が痩せるとバストダウンにつながります。

ダイエットでバストダウンしないために気をつけたいこと

バストは主に脂肪組織でできているため、ダイエットで脂肪が減るとともにバストダウンするのを避けることは難しいようです。ダイエットでのバストダウンを防ぐためには、以下のことを意識しましょう。

ダイエットは無理なく計画的に

急激に体重を落として脂肪がごっそり減ってしまうと、皮膚のたるみも大きくなり、バストが下垂しやすくなります。また、食事制限だけの無理なダイエットは脂肪だけでなく、筋肉量も減ってバストダウンの原因となります。

厚生労働省のe-ヘルスネットでは、健康的なダイエットとして「半年〜1年かけて現在の体重の5〜10%減量を目標にする」としています。これは、1か月におよそ0.5〜1kg減量するペースです。ダイエットのペースとしてはゆっくりに感じますが、健康的に痩せてリバウンドを防ぐという意味でも、無理のない計画的なダイエットは有効です。

食事制限だけで減量するのではなく、栄養バランスのとれた食事を規則正しくとることと運動量・活動量を増やすことの双方からダイエットを進めましょう。毎日の生活で歩く量や活動量を増やして消費エネルギー量を増やすことに加えて、筋力トレーニングで筋肉量を増やし、基礎代謝量を上げるとともに大胸筋を鍛えてバストダウンを防ぎましょう。

大胸筋の筋力トレーニング

大胸筋のトレーニングと言えば、腕立て伏せを思いつく人が多いと思いますが、腕立て伏せは普段運動をあまりしていない人にとってはなかなかきつい筋トレメニューです。ダイエットは継続が大切ですので、自宅でも気軽にできる大胸筋の2つの筋トレメニューを紹介します。

  1. 背筋を伸ばし、胸の前で両手の指先を引っ掛け合います。肘を外側に張って指先を引き合います。引き合ったまま10秒数えてから力を抜きましょう。これを10セット繰り返します。
  2. 背筋を伸ばし、胸の前で両手を合わせて押し合います。このとき、肘は外側に張るようにしましょう。10秒間押し合って力を抜くことを10セット繰り返します。

バストを支える下着で揺れを最小限に

ダイエット時に気をつけたいのが活動時や運動時のバストの揺れです。揺れの刺激によってクーパー靭帯が伸び、バストダウンにつながります。運動時はバストを支えて揺れを抑える機能がある下着を着け、バストの揺れを最小限にとどめましょう。身体の動きを妨げるようなきつい下着は血流が悪くなるので、運動専用のスポーツプラなどがおすすめです。

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