きれいな半円形のはっきりしたバージスラインは美しいバストの条件ともいわれています。
あなたのバージスラインはいかがでしょうか?
バージスラインがよくわからない、曖昧になってしまっているという人は、はっきりしたバージスラインに戻しましょう。
今回は、バージスラインが曖昧になってしまう原因と、きれいなバージスラインのつくり方を解説します。
バージスラインとは
バージスラインとは、バストの底辺の輪郭のこと。バストとボディの境界線のことをいいます。
バージスラインがはっきりしているということは、フェイスラインがはっきりしていることと同じでシャープで若々しく、メリハリのある印象になります。
ブラジャー選びをする際にも、このバージスラインとブラジャーのワイヤーの形状が合ったものを選ぶことが大変重要なポイントになります。
というもの、同じブラジャーサイズの女性でもバージスラインの形や大きさは人それぞれに違いがあるためです。
バージスラインが広い人や狭い人、きれいな半円形になっている人や外に流れた形になっている人、またバージスラインがはっきりしている人やわかりにくい人などさまざま。
バージスラインとブラジャーワイヤーの形状が合っていないと、バストに負担がかかるため、色々な問題が発生します。
バージスラインが曖昧になる原因
バージスラインがはっきりわからないという人は、元々バストが小さいためにバージスラインがはっきりしていない人、若い頃ははっきりしていたけれど加齢とともに曖昧になってしまった人、間違ったサイズのブラジャーの着用によりバージスラインが崩れてしまった人の3タイプがあり、それぞれに原因があります。
バストが小さくバージスラインがはっきりしない
このタイプの人は、バストの脂肪が少ないことがバージスラインのはっきりしない大きな原因。巷でいわれる貧乳タイプの女性です。
スレンダーな女性に多く、全体的に脂肪が付きにくい体質です。
さらにこのタイプの女性は、バストが小さいためブラジャーの必要性を感じていない人が多く、ノーブラで過ごす時間が多い傾向です。
そのため、バストの脂肪が脇などに流れやすくなり益々バージスラインを曖昧にしてしまいます。
合わないブラジャーによるバストの脂肪の流れ
合わないブラジャーを長年着用することにより、せっかくのバージスラインを崩し、曖昧なバージスラインにしてしまうことがあります。
バージスラインが狭く高さのあるバストなのに、小さめのカップで押さえたり、広めのワイヤーブラジャーを使用したりすることにより、本来ははっきりしていたバージスラインがぼやけてしまうのです。
また反対に、広いバージスラインに狭いワイヤーのブラジャーを使用することで、バストの脂肪がワイヤーで押さえられどんどん周囲に流れてしまうこともあります。
加齢による皮膚の老化やクーパー靭帯の伸び
人体をつくるタンパク質の約1/3を占めるコラーゲンは、体の中のほとんどの部位に存在し、肌にとっても弾力や強度に関与する大切な成分です。
しかし、コラーゲンは25歳以降、加齢とともに徐々に減少し肌の弾力性が衰えていきます。
さらに、皮膚の厚みも若い頃の約半分になるため、重力の影響もあり肌のたるみにつながります。
また、バスト全体を支えているクーパー靭帯は、コラーゲンを主成分とする結合組織で、一度伸びたり切れたりすると元に戻ることができません。
クーパー靭帯も加齢とともに伸びたり損傷を受けたりするため、バストが下垂しバージスラインが崩れていきます。
きれいなバージスラインをつくる5つの方法
バージスラインをつくるためには、以下に挙げる5つの方法が有効です。
1日も早くバージスラインをつくりたい人は、全てを同時進行で実施することをおすすめします。
機能性が高くサイズの合ったブラジャーを着用する
前記したように、合わないブラジャーがバージスラインを曖昧にさせてしまう原因の一つにもなるなど、ブラジャーはバストへの影響が大変大きいものです。
サイズの合っていないブラジャーはバストの形やバージスラインラインを崩しますが、サイズの合った機能性の高いブラジャーを着用することで、バストの形を整えはっきりしたバージスラインを取り戻すことができます。
しかし、機能性が劣るブラジャーでは流れた脂肪を元に戻す効果が低いため、補整力の高いブラジャー選びが大切です。
正しい姿勢を心がける
猫背はバストの大敵。猫背になるとバストの土台となっている大胸筋が縮みます。
縮んだままでは大胸筋が衰えバストが下垂しやすくなってしまいます。
さらに猫背の人は血液やリンパの流れが悪くなり、バストに栄養分やホルモンが届きにくくなるため、バストの成長を妨げバストが小さくなってしまうこともあります。
背筋を伸ばし正しい姿勢を心がけることも、バージスラインづくりには大切です。
バージスラインをつくるために効果的なマッサージ
きれいなバージスラインをつくるためには、マッサージも効果的です。お風呂上りのリラックスタイムなどに実施することをおすすめします。
以下はマッサージの手順です。
- バスト周辺に、滑りを良くするためのバストアップクリームやオイルを塗ります。
- 手の掌外沿(しょうがいえん、小指側の側面)を使って、バストの脇からバージスラインに沿ってバストの中心まで滑らします(掌外沿でバージスラインを押すような感じで)。/ll>
- リズム良く10回程度繰り返しましょう(できれば朝と夜の2回、最低でも1日1回行うのが効果的)。
大胸筋を鍛える
バストの土台となっている大胸筋を鍛えることで、バストアップ効果やバストのたるみ防止の効果があります。
自宅でできる簡単な筋トレ方法を以下にご紹介します。
バストアップ合掌ポーズ
バストアップといえば、合掌のポーズがよく知られています。
胸の前で掌を合わせて両手を押し合うだけという方法なので、いつでもどこでも簡単に実施できます。
合掌ポーズのコツは、掌を押し合う際に腕の力ではなく、胸に力を入れるようにすることです。
力を入れながら、合掌した両手を胸のすぐ前から遠くへ伸ばし、また胸のすぐ前まで戻します。これを10回程度繰り返しましょう。
膝を付いた腕立て伏せ
腕立て伏せもバストアップには効果的な筋トレですが、筋力の弱い女性の場合はいきなり腕立て伏せはきついですよね。
女性におすすめなのが、膝を付いて腕立て伏せをする方法です。
四つん這いになり、両手を肩幅より少し広く手を付き、お尻がポッコリ上がらないように落とします(膝から頭まで斜め一直線になるように)。
胸を張って腕立て伏せの要領で、10回程度行いましょう(週に2回程度で効果がある)。
ナイトブラを着用するなど、ノーブラの時間を少なくする
しっかりバージスラインをつくるには、就寝中の寝返りなどによるバストの移動にも注意が必要です。
就寝の妨げにならない程度のホールド力のあるブラジャーで、夜もできるだけバストをサポートしましょう。
最後に
はっきりしたきれいなバージスラインをつくるには、バージスラインとブラジャーワイヤーの形や大きさがピッタリ合ったブラジャーを選ぶことが最も重要なポイントです。
その上で、バージスラインを意識した日常生活(マッサージや筋トレ、姿勢の矯正などを取り入れること)を送ることを心がけましょう。
時間をかけてバージスラインが曖昧になってしまったのですから、はっきりしたバージスラインを取り戻すにも一朝一夕にというわけにはいきませんが、日々継続することで必ず効果が実感できるでしょう。