バストサイズや形など、胸の悩みが尽きることはありませんが、その中でも左右のバストが離れている離れ胸に悩んでる女性は意外と多いのではないでしょうか?そこで今回は、胸が離れてしまう原因とその改善方法をお伝えします。
photo credit: 風城 via photopin (license)
意外と多い胸の悩み「離れ胸」の原因は?
サイズ、形、垂れなど、胸の悩みが尽きることはありませんが、胸が離れているということに悩んでいる女性は多いのではないでしょうか?
中には、サイズには不満はないけど左右の胸が離れている、といった悩みもあることでしょう。
では、なぜ左右の胸が離れてしまうのでしょうか。改善方法を知る前に、胸が離れてしまう原因を見ていきましょう。
クーパー靭帯の伸び
バストはクーパー靭帯とその土台となる大胸筋によって支えられています。
このクーパー靭帯が傷んでしまうとバストが左右に離れたり下垂したりします。
クーパー靭帯は激しい運動などで伸びてしまうとなかなか元には戻らず、切れてしまうと元には戻りません。ですから、バストの揺れには十分に注意し、ノーブラで過ごす日々が多くならないように気をつけましょう。
筋力の低下
クーパー靭帯の土台となっている<大胸筋の筋力が低下すると、広背筋や脇の下側にある前鋸筋にバストが引っ張られてしまい、左右に離れていくことになります。また、重力によって胸が下に引っ張られてしまい、胸の下垂にもつながってしまします。
ホルモンバランスの乱れ
女性の胸は10%の乳腺と90%の脂肪からできています。
この2つのうち、乳腺が発達するとその周りに脂肪がついていきますので、胸が大きくなります。
この乳腺は女性ホルモンの1種であるエストロゲンという物質で発達するのですが、ホルモンバランス
が崩れると乳腺の発達が妨げられ、それに伴い脂肪のつき方が乱れていき、結果的に左右の胸が離れてしまいます。
離れ胸の改善方法
それでは、胸を正しい位置、正三角形が描ける位置に戻すためにできることを見ていきましょう
クーパー靭帯を守るために、正しいサイズのブラを
D65という魔の数字に捉われてキツいブラをしたり、育乳を期待してカップがブカブカのブラを着用ししたり、間違ったブラ選びをしていませんか?
これらは全てバストにとってマイナスにしかなりません。
キツいブラは血行を妨げてしまい必要な栄養が胸に届きにくくなりますし、カップがブカブカだと胸が固定されないため、クーパー靭帯に余計な負荷をかけてしまいます。
元に戻すことのできないクーパー靭帯を守るためにも、正しいサイズ感でブラを選びましょう。
胸の周りの筋肉を整えましょう
クーパー靭帯の土台となっている大胸筋を鍛えることで離れ胸を改善することが可能です。
大胸筋を鍛えるためにはチェストサンドが効果的です。
チェストサンドのやり方
- 背筋を伸ばし胸を張り
- 両手を胸の前で合わせ(分厚い本など、薄くて重いものを挟むとより効果的です。)
- 息を吐きながら合わせた手を下がるところまで下げる
- 10秒間、その状態をキープし
- 腕を元の位置へ6.これを10セット
また、ありきたりではありますが腕立て伏せも効果的です。腕立て伏せをする際は、肩幅よりも広い幅で手をつくとより効果的です。
ホルモンバランスのために生活習慣を整えましょう
もうご存知かと思いますが、暴飲暴食や睡眠不足がホルモンバランスの乱れを引き起こします。
「夜更かししてポテチを食べた次の日にニキビができてしまった」なんて経験はありませんか?誰でも一度は経験していそうですが、これもホルモンバランスの乱れが原因です。
また、暴飲暴食によって急激に胸が大きくなり、皮膚が伸びることでバストの位置が乱れ、結果的に離れ胸となってしまいます。
これらの生活習慣は自制するしかありません。バストだけでなくご自分の健康のためにも、生活習慣の乱れには気を付けましょう。
私はこれが一番苦手です。
改善方法は継続が大事
今回ご紹介した離れ胸の改善方法は、日常生活の中でも無理なく実行できる程度のものですが、これをしたからといってすぐに左右に離れた胸が近づいてくるというわけではありません。やはり、継続することが一番大切です。
特に大胸筋を鍛えるトレーニングは、継続することでこそ効果を実感できるものです。
ただ、胸を近づけたい一心で1日1時間のトレーニングをノルマ化したりすると三日坊主で終わってしまったり。。。
1日2回、5分ずつのトレーニングにするなど、辛く感じてしまわない程度にしておくことが継続するコツかもしれませんね。
離れ胸の改善方法に取り組む前に、ご自分の胸の写真を撮っておくのもいいかもしれません。ビフォーアフターをはっきりさせれば自然とモチベーションも上がっていきますよ!ただ、ビフォーの写真だけは誰にも見られないようにしておきたいところですね。
バストが理想的な位置にあると「正三角形」に!
胸の形や大小は人によって様々であり、その位置も人それぞれです。
しかし、バストが理想的な位置にあると鎖骨の中心部と左右の乳首を線で繋げた時に正三角形が見えてきます。
この正三角形は、多くの方が美しいと共感できる胸のバランスであり、どんな体型の方でも胸が正三角形のバランスを保っていると美しいバストラインに見えてしまいます。
ご自分の胸の状態を知るためにも、是非、鏡の前でご自分のバストが描く三角形を確認してみてください。