ブラジャーのホックが外れるはなぜ?原因はブラにあるかも

何かしたはずみに、突然ブラジャーのホックが外れてしまったことはありませんか?
家にいるときならまだしも、通勤中や仕事中だと困ってしまいますね。

特に薄着する季節だと、服の上からでも外れているのが周囲に知られてしまいそう…。

今回は、ブラジャーのホックが外れてしまう原因と対策、トラブルを防ぐブラジャーの選び方などを解説します。

ブラジャーのホックはどんな時に外れやすくなる?

ブラジャーが突然外れてしまったという経験のある女性は意外に多いようです。
ではどのようなときにホックが外れたかというと、多くの人が以下のような場面で経験しています。

  • 電車に乗っていて、電車の揺れに吊皮を持って踏ん張った時に外れた
  • 棚の上の物を取ろうとした時に外れた
  • 背伸びをした時に外れた
  • 体育の授業中に外れた

共通することが、腕を上げる動作をした時や背筋を伸ばす動作の時。
このような動作をした場合、肩甲骨が背中の中心側に動くことになります。そのため、背中全体の面積が狭くなり(縮む)、ブラジャーのアンダーに緩みが発生し、ホックが外れやすくなってしまいます。

一度外れたことのあるブラジャーは、同じ動作をした時にまた外れる可能性があり、ブラジャーそのものを見直す必要があるでしょう。

ブラジャーのホックが外れる原因と対策

ブラジャーのホックが外れる原因は、以下のようなことが考えられます。

ブラジャーのアンダーサイズが大きい

ブラジャーのホックが外れる原因の多くが、ブラジャーのアンダーサイズが大きいことです(痩せたために緩くなった場合も含まれる)。

アンダーサイズが大きいブラジャーを着用すると、ブラジャーのホックを留めてもベルトがバストの周りにきっちりフィットしないで緩んでいる状態です。
その状態で肩甲骨が内側に動くと、さらにベルトにたるみができてホックが外れてしまいます。

最もきつい位置でホックを留めても、まだ外れやすい場合はワンサイズ小さいアンダーサイズのブラジャーを選びましょう。

ブラジャーのベルトが伸びている

ブラジャーは古くなってくると、洗濯などの影響によりベルトの伸縮性が失われ伸びて緩くなってしまうことがあります。
この場合もやはりフィット力が不足するため体の動きによって隙間ができ、ホックが外れやすくなります。

伸びて緩くなってしまったブラジャーは買換え時です。
ホックが外れなくても、緩くなったブラジャーはバストのサポート力が失われています。

ホックの雄環(オカン)が広がっている

ホックの雄環とは、引っ掛ける方のホックのこと(引っ掛けられる方は雌環という)。

ホックの雄環が広がっていると(金具の引っ掛ける部分が起き上がっている状態)引っ掛かる力が弱くなって少しの振動や動きでも外れやすくなっています。
応急処置としては、ペンチを使って広がった雄環を挟んで、少し閉じてみましょう(力加減に注意、閉じすぎると引っ掛からなくなったり雄環を潰したりする)。

しかし、ホックの雄環が広がるということは、これまでにブラジャーのベルトやホックにかなりの負担がかかっていた証拠です。
既にブラジャー自体が伸びて変形している可能性があります。

やはり買換え時と捉え、新しいブラジャーを購入することをおすすめします。

ブラジャーのホック外れを防ぐブラジャーの選び方

ブラジャーのホックが外れやすいという人は、以下のようなポイントに注意してブラジャーを選びましょう。

正しいサイズのブラジャーを選ぶ

ブラジャーを選ぶ際は、サイズを正しく測り、正しいサイズのブラジャーを選ぶことが大切です。
フィット感は個人差もあり、緩いブラジャーが慣れている人は、ジャストフィットするブラジャーは最初少々苦しく感じることがあるかもしれません。
しかし、無理のない程度にフィット感に慣れることをおすすめします。

ホックが一列に複数あるブラジャーを選ぶ

ベルトの幅が細く、ホックが一列(上下)に一つだけのブラジャーは、繊細なイメージでおしゃれですが、ブラジャーとしての機能性や安定性は高くありません。

細いベルトと一つだけのホックに全ての圧力と負担がかかってくるため、なるべくベルトに幅があり、一列(上下)に複数のホックがあるタイプのブラジャーを選びましょう。
複数のホックをきちんとかけていれば、全部が一度に外れてしまうということはほとんどありません。

手前味噌ですが、ラディアンヌのブラジャーは安定感と補正力、はみ出るお肉を抑えるためにも全てのブラが一列に3段以上のホックです。多いもので5段ホックのブラがあります。

フロントホックブラという選択肢について

背中のホックが外れやすい人や、体が硬くて背中に手を回しにくい人などに選ばれているフロントホックタイプのブラジャー。

確かに、フロントホックは一般のブラジャーとはホックの種類が異なり、プラスチック製でホックの溝を合わせて差し込むタイプになっているため、自分で外そうとしない限り外れることはありません。
フロントホックブラは、脱着が便利で背中がスッキリ見えるメリットがありますが、選ぶ際はメリットだけでなく、以下のようなデメリットがあることも承知しておきましょう。

フロントホックブラはサイズの変化に対応できない

背中にホックのあるブラジャーは、ある程度のサイズ変化に対応できるように2〜3列(もっと多いものもある)横に並んで付いています。
ホックの間隔は1〜1.5cm程度あるため、真ん中でサイズが合ったブラジャーなら、1〜1.5cm程度のサイズの増減に対応できるということです。

しかし、フロントホックブラはホックが1つだけなので、サイズの変化には対応できません。
そのため、体型が変化しやすい(痩せたり太ったりしやすい)人には適していません。
また、購入の際には必ず試着しましょう。

ホックがバストの中心に当たり傷みを感じることも

ホックが前中心にあるためブラジャーや着ける人によって、胸にホックが当たり痛くなったり、くっきりとホックの跡が付いたりすることがあります。

フロントホックブラは補正力が弱い

ブラジャーの補正力という点では、一般的なブラジャーよりも弱くなります。
バストを中央に寄せてしっかり支えるためには、ブラジャーの前中心がバストの谷間の下で密着し安定していることが大切です。

フロントホックの場合は、ホックの部分だけで前中心を支えることになるため、カップが広がりやすくなってしまいます。
そのため、バスト自体も広がりやすく、バストの崩れが気になる人には適していないブラジャーです。

プラスチック製なので折れる心配がある

プラスチックでできているホックは紫外線に弱く、日の当たる場所に干した場合、劣化を起こします。
プラスチックが劣化すると折れやすくなるため、着用中に折れてしまう可能性もあるということです。

着用中にホックが折れた場合、一般的なブラジャーと違って再度ホックを掛けることができないため、普通のブラジャーのホックが外れたときよりもさらに悲惨なことになりそうです。

最後の

ブラジャーのホックが外れたことがある人は、今一度自分の付けているブラジャーをチェックしてみましょう。
緩過ぎるブラジャーに慣れてしまっていないでしょうか?
また、伸びたり変形したりしているブラジャーを着用していないでしょうか?

ホックが外れることはもちろん困りものですが、緩いブラジャーはブラジャーとしての機能も弱く、バストの崩れにつながります。
繰り返しですが、正しくサイズを測り、正しいサイズのブラジャーを着用することがとても大切なのです。

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