肩が凝るブラジャーを着けると胸が垂れる

つけていると肩が凝ってしまうブラジャーを持っていませんか?そんなブラジャーばかりをつけていると肩がこるだけでなく、胸が垂れてしまうかもしれません。肩こりの不快感と垂れ胸を防ぐために、自分に合ったブラジャーを選びましょう。

photo credit: Stuck in Customs Luminar 2018 via photopin (license)

肩が凝る原因

肩こりとは、僧帽筋周辺にこり感や重苦しさといった、こわばったよう不快感を感じる症状のことで、ひどくなると頭痛や吐き気を伴うことがあります。
パソコンやスマートフォンの普及でうつむいた姿勢を取ることが多い現代人の多くが慢性的な肩こりを感じているのではないでしょうか。

肩こりが起きる原因として、大きく下記の3つが挙げられます。

  • 猫背や前かがみなどの姿勢の悪さ
  • パソコンやスマートフォンの使用で日常的に長時間うつむいた姿勢
  • ブラジャーの肩紐やショルダーバッグが肩に食い込み血行不良を起こす

人の頭は約5kgほどの重さがあるのですが、これは11ポンドのボーリングの球と同じくらいの重さです。普段からこの11ポンドもの重さを支えているわけですから、上記の要因が一つでも重なれば肩こりを引き起こしてもおかしくありません。

肩が凝るブラジャーとは

ブラジャーはサイドベルトの締め付けと肩紐でバストを支えています。ブラジャーのアンダーサイズが合っていない場合、サイドベルトがゆるすぎる状態になり、カップに入っているバストの重さを肩紐だけで支えることになってしまいます。

このため肩紐が必要以上に食い込み、その部分に血行不良を起こし疲労物質がたまり、酸素や栄養分が十分に届かずにやがて肩こりになってしますのです。
また、ブラジャーのアンダーサイズが合っていても、肩紐が短すぎる場合にはやはり食い込んでしまいますので、肩こりの原因になります。

逆に、ブラジャーのサイドベルトがきつすぎる場合にも肩こりを引き起こしてしまいます。
人は頭の重さを首と肩だけでなく、背骨でも支えています。背骨の上に乗った11ポンドのボーリングの球を、首と肩の筋肉でバランスを取りながら支えているんですね。

ブラジャーのサイドベルトがキツすぎる場合、姿勢が前かがみになり、猫背の状態が続いてしまいます。猫背が続くとパソコンやスマートフォンを長時間使用した時と同じ、うつむいた姿勢になってしまいますので、頭の重さを首と肩だけで支えることになります。

このため首と肩に必要以上の負荷がかかり、その部分の筋肉が固まり、肩こりの原因となります。

このようにサイドベルトが緩すぎてもキツ過ぎても肩こりの原因となってしまいますので、ブラジャーのアンダーサイズ選びはとても重要です。ブラジャーの購入には採寸と試着が必須と言われていますが、バストを綺麗な形でキープするという目的以外にも、肩こりを防ぐといった意味合いもあるのですね。

そんなブラジャーをつけていると垂れ胸に

上記のように、アンダーサイズが合っていないブラジャーをつけていると、肩こりを引き起こしてしまいます。

また、サイドベルトが緩すぎるブラジャーをつけている場合、肩こりだけでなく垂れ胸も引き起こす可能性があります。

バストはクーパー靭帯によって釣り上げられるようにして支えられています。重みのあるバストが重力に逆らってツンと上を向いていられるのはこのクーパー靭帯のおかげなんですね!

サイドベルトが緩すぎるとバストの重さを肩紐だけで支えることになりますが、このような状態では肩紐だけでバストを支えられなくなり、ブラトップをつけている時と同じようにクーパー靭帯だけに負荷がかかります。

この状態が続くとクーパー靭帯が伸びてしまい、やがて胸が垂れていきます。

クーパー靭帯は再生・修復が不可能ですので、伸びたり切れたりすると元には戻せません。垂れ胸を防ぐ為にも、必ず自分に合ったブラジャーを着用しましょう。

自分にあったブラジャーで肩こりと垂れ胸を防ぐ

肩こりは、姿勢を改善したりブラジャーのサイズを見直すことで防ぐことが可能です。自分の生活習慣の中に原因がありますので、その部分を改善することで予防もできるんです。

しかし、一度垂れてしまった胸を元に戻すことはできません。加齢とともに皮膚のハリも失われていきますのでバストが垂れていくことは防げないのですが、ゆるいブラをつけ続けたりブラトップばかりで過ごしていると加齢による影響以上に胸が垂れてしまいます。

垂れてしまった胸を鏡で見ると悲しい気持ちになってしまいますが、自分に合ったブラジャーでバストを支えてあげることで若々しく綺麗なバストを演出できます。

これ以上バストを垂れさせないために、美しい女性であり続けるために、自分に合ったブラジャーを着用しましょう。

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