産後のお腹のたるみは産後ママの悩みの一つ。ぽっこりお腹は解消しても、お腹のたるみはなかなか引き締まらない!先輩ママの体験談から産後のお腹のたるみの引き締める方法を学ぼう!
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産後のお腹のたるみは皮膚のたるみ
赤ちゃんを出産してもお腹はすぐに元には戻りません。少しばかりぽっこりしています。しかし、この産後のぽっこりお腹は時間とともに自然に解消されていきます。
妊娠中は赤ちゃんの成長とともに子宮はどんどん大きく拡張していきますが、出産後はオキシトシンというホルモンが分泌されることによって、ゆっくりと子宮は収縮していきます。産後のぽっこりお腹がへこむ時期については個人の差がありますが、だいたい1ヶ月~3ヶ月程度で自然と元に戻っていくようです。
問題は皮膚のたるみ
ぽっこりお腹がへこんで元に戻っても、次はたるんだ皮膚のたるみが気になります。
産後ママにとって産後のお腹について悩む種は2つあって、一つはぽっこりとしたお腹の膨らみ、もう一つは皮膚のたるみです。これらを混同している記事が多いようですので、今回はぽっこりお腹が解消したあとになおも残る、産後のお腹の皮膚のたるみに焦点を当てて解消方法を記述していきます。
なぜ皮膚がたるむのか
産後のぽっこりと張ったお腹は元に戻った、体重も妊娠前の体重に戻った、でも、お腹の皮膚のたるみが残った。お腹を人前で露出することはあまりないけれど、女性として、こういった皮膚のたるみはとても大きなショックです。なぜ、このように出産後にお腹の皮膚がたるんでしまうのでしょうか?
妊娠によるお腹の急激な変化
風船を大きく膨らましたあとに、空気を抜くと、もとの大きさに戻りますが、風船のゴムは伸び切ってたるんでいます。お腹についても同じことが言えます。
妊娠中、約10ヶ月という短期間のうちお腹は大きく膨らんでいきます。そして、出産によって、一気に小さくなっていきます。こうした短期間によるお腹の急激な変化に、お腹の皮膚の伸び縮みが追いつかなかったのです。
テレビ番組のダイエット企画で、一気に体重を落として皮膚が余ってたるんでしまった方をご覧になったことはありませんか?ゆっくりと時間をかけてダイエットすれば、皮膚の徐々に縮んでいき綺麗にダイエットすることは可能ですが、このような短期間では皮膚の縮みは追いつかないのです。
加齢による皮膚のたるみ
そもそも、皮膚に弾力性があるのはコラーゲンとそれを結びつけるエラスチンという成分が皮膚の下にあるからです。これらは加齢とともに衰えていきます。ご自身の祖母と皮膚を比較すればご納得頂けるかと思います。
そうはいっても、まだまだ皮膚がたるんでしまう年齢ではないと思いますので、皮膚の弾力性を復活させる、産後のお腹のたるみを解消する良い方法があるはずです。
産後のお腹のたるみを引き締める
もちろん、伸びてしまった皮膚は一朝一夕では縮んでくれません。今のお腹にフィットして張ってくれる、弾力性のある皮膚を取り戻すためにはやはり時間が必要ですが、焦らず長期的な視野をもって地道に取り組んでいきましょう。
いつから始める
さて、それでは出産後、いつから産後のお腹のたるみと向き合っていきましょうか?
無論、出産直後は体力の回復を優先してください。早ければ早いほうが良いというわけではありません。生まれたての赤ちゃんと一緒に産後1ヶ月くらいはゆっくりと過ごし、悪露が収まり、体力が戻ってからでも十分間に合います。急いだところで、たるんでしまった皮膚はすぐに元には戻りません。
骨盤矯正
多くの産後ママが出産後にまず取り組むのが妊娠中に開いてしまった骨盤を元に戻すための骨盤矯正です。
骨盤を正しい位置に戻し、骨盤を引き締めることによって、元の体型に戻りやすいベースを整えることができます。
助産師や医師の指導の元、骨盤ベルトをつけるのも良いでしょう。また、骨盤をベストなボジションにキープする骨盤矯正運動をご紹介します。
骨盤矯正運動1
- 手は体の横に置いて、両足を伸ばしてください。
- 肩が浮かないように左膝を曲げてください。
- 左膝を曲げた状態で、腰をひねりながら右側へ倒してください。
これを左右繰り返し行います。
骨盤矯正運動2
- 左右の足を揃えて膝を曲げてください。
- 肩が浮かないように両膝はずらさず、膝を左右にゆっくりと動かします。
- これを左右繰り返し行います。
骨盤矯正運動3
- 足を肩幅に広げてお尻に軽く力を入れます。
- 体は真っ直ぐに保ったまま、ゆっくりとお尻をあげて、ゆっくりと下ろします。。
- 慣れてきたら両膝にクッションを挟んでお尻の上げ下げを繰り返します。
筋トレをする
妊娠中に筋肉は少なからず衰えてしまっていますので、適度な筋力トレーニングによって筋肉量を増やすことが効果的です。
筋力トレーニングによって、お腹の筋肉、腹筋に厚みをつけることで内側から張りを持たせることによってお腹の皮膚のたるみの改善を狙います。
また、人間には新陳代謝があります。たるんでしまった皮膚も新陳代謝によって再生していきます。この新陳代謝は筋肉量と比例して増えていきますので、筋肉を増やして陳代謝を促したるんだ皮膚を再生を狙います。
それでは腹筋の下部を鍛える代表的なトレーニングをご紹介します。育児に追われて時間がないかもしれませんが、少ない回数でも継続的に行うことが肝心です。
ニートゥチェスト
- 床でも椅子でも上体を起こしてお尻と手で支えた状態をつくります
- 足を伸ばした状態から膝を胸に向けて引き寄せます
- 足を伸ばした状態の位置まで戻します
膝を胸に引き寄せる時に腹筋に力を意識して引き寄せると効果的です。このトレーニングで腹筋の上部から下部までバランスよく鍛えることができます。
レッグレイズ
- 床でもベンチでも仰向けになった状態をつくります
- 両足を伸ばしたまま3時から12時の方向に上げます
- 12時の方向にあげたらゆっくりと3時の方向に下げます
運動をする
たるんだお腹はすぐには元に戻らないので、すぐに元に戻すために焦りすぎるよりも、これ以上、お腹をたるませないことが大切です。
健康的な食事を摂り、ベストな体重をキープするためにも有酸素運動でカロリー消費を行うことは有効ですが、有酸素運動をする際に気をつけたいことがたるんだお腹への負荷です。
特にジョギングは上下の重心移動が大きく、走るたびにたるんだお腹が上下に引っ張られrますので、元にもどろうとするお腹の皮膚に悪影響となります。
有酸素運動を行う場合は、たるんだお腹への負担がかかりにくい、固定式バイクや楕円運動マシン、ステッパーなどを利用することがベストです。
切除手術をする
産後のたるんだお腹を早期に確実に解消したい場合は、たるんだ皮膚を切除する手術を行う方法もあります。
手術費用は高額ですし、何より体にメスを入れることになるので、信頼のできる医師にご相談の上、十分検討する必要があります。
マッサージをする
たるんだお腹にマッサージをされる方も多いのではないでしょうか?
最近では、たるんだお腹の皮膚を引き締めたり、妊娠線を目立たなくするマタニティクリームたるものも発売されています。これらを用いて、合わせてマッサージをすることで自然に元に戻るよりも早く、たるんだお腹の引き締めが期待できるかもしれません。
しかし、効果については商品の口コミをじっくり読んで十分に検討する必要があります。
先輩ママの取り組み
産後のたるんだお腹を解消するための取り組み方法を記述しましたが、何をすれば一番良いのか、確実なのか、という答えは残念ながらありません。効果は人によって様々ですし、たるんだ皮膚の再生能力も人によって差があるからです。
先輩ママの体験談
そこで、先輩ママたちはどのようにして産後のたるんだお腹を元に戻していったのか、という体験談をまとめてみました。
とにかく何でも挑戦した
寝るとき以外は骨盤周りをベルトで締めて、家事育児何でもやりました。
骨盤の周りの筋肉を鍛えるような骨盤体操や、歪みを整えるヨガなどにも挑戦しました。
やるぞ!という気合をいれず、頭の隅にだけおいといて、ふと気が付いた時にだけやるだけやっていました。
お風呂で自己流のリンパマッサージも入浴のたびにやっていました。https://chiebukuro.yahoo.co.jp/、Yahoo!知恵袋
運動と食事管理
育児と家事以外は全て運動です!当時ビリーズブートキャンプというものが流行っていたので、子供が寝ている間にひたすらそれをやる。食事は炭水化物抜きの野菜中心。これであっという間に痩せてしまいました!
https://chiebukuro.yahoo.co.jp/、Yahoo!知恵袋
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運動あるのみ
一日に最低踏み台昇降40分、カーヴィーダンス(即痩せ)一回、足あげ腹筋30回×3、背筋30回×3、尻あげ30回×3で5キロですが、痩せました。
踏み台と立ち仕事のお陰か一番太ももが減りましたよ。
5キロ痩せたとこでまた妊娠して22キロ太ったので同じような感じでダイエット中です。
たるみは運動あるのみですよ。https://chiebukuro.yahoo.co.jp/、Yahoo!知恵袋
諦めました
仕方ないんですょ。治りません。
毎日 毎日泣きました。
醜い身体に 憎くてむしり取ろうと傷さえ付けました。
若干 産後鬱だったかな…
でも今産後1年経ちましたが育児が楽になるにつれ忘れてしまいますよ。
今二人目妊娠中ですが
もぅ こればっかりはしょうがないと 諦めました。https://chiebukuro.yahoo.co.jp/、Yahoo!知恵袋
ガードルで閉めた
産後すぐにガードルか腹帯でしめることでかなり効果はあると思います。産後直後にガードルはちょっとつらいかもしれないので最初の一週間程度は腹帯を巻いて、次にガードルを、という感じです。わたしが使っていたガードルは調節ができるものだったので徐々にしめていきました。
https://oshiete.goo.ne.jp/、教えて!goo
1年過ぎてやっと
ただ、お腹はへっこんでも皮膚のたるみはなかなかなくなりません。私は産後1年過ぎてやっとしわしわがなくなってきました。
妊娠中の妊娠線予防クリームなどマメに塗るといいかもしれませんね。
あと、腹筋を鍛えるエクササイズをするといいと思います。https://oshiete.goo.ne.jp/、教えて!goo
長期的に取り組むべき
先輩ママによって、取り組む内容も元に戻った期間も十人十色です。
産後のぽっこりお腹はすぐに解消しても、たるんでしまったお腹の皮膚はすぐには元には戻りません。ゆっくりと時間をかけて戻していくと、長期的な視野をもって、ゆっくりと取り組んでいきながら、可愛い我が子の育児を優先することが大切なのかもしれません。