はみ出た脇肉は放置するとどんどん大きくなりますが、逆に脇高ベルトの補正ブラで脇肉をカップの中に入れると育乳効果が高まります。しかし、実際には移動するはずのない脂肪がなぜバストに変わるのでしょうか?今回は、補正ブラで育乳ができる本当の理由を紹介します
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補正ブラで育乳ができる仕組み
こんにちは、ラディアンヌスタッフの高井です。
あなたにはブラジャーの横や脇の下にプニプニとはみ出たお肉はありませんか?このはみ出たお肉、通称・脇肉は薄着の時期が近づくと嫌でも気になってしまいますよね。ノースリーブが着られなくなったり水着に自信が持てなくなったり、脇肉には本当に困らされてしまいます。
この脇肉を移動させてバストアップできれば理想的なのですが、残念ながら付いてしまった脂肪が体内を移動することはありません。
ではなぜ実際には移動することのない脇肉がバストに変化するのでしょうか?
蓄積された脂肪が体内を移動することはない
エステやマッサージなどで「脂肪を移動させる」というフレーズを良く耳にしますが、実際に脂肪が体内を移動することはありません。もし移動するのなら、脂肪は重力によって足に蓄積されるはずです。
育乳とは、脂肪がつく場所をコントロールすること
人の体は常に代謝が行われていますので、脂肪も燃焼→合成→蓄積というサイクルを繰り返しています。この脂肪の蓄積サイクルに、補正ブラを使って介入することでバストに集中して脂肪を蓄積させられるのです。
それでは、脂肪の燃焼→合成→蓄積というサイクルに補正ブラがどう影響するのか、順を追ってご紹介していきます。
脇肉をカップ内に入れる動作で脂肪を「燃焼」させる
補正ブラをつけ始めた頃は、カップ内に脇肉をおさめてもすぐに元の場所に戻ってしまいます。ラディアンヌのお客様からも「カップにおさめたお肉がすぐに脇へと流れしまう」というお声を頂戴することがありますが、これが実は育乳のチャンスなんです!こういった場合、トイレに行った際などでこまめにカップへ入れなおすことをお勧めしています。
もちろん、流れてしまったお肉をカップ内に戻すことでバストラインを整えるという目的があるのですが、手で脇からお肉を集めてくるという動作による血行の促進効果も狙っています。この脇肉をカップ内に戻すという動作を日々繰り返すことで脇下の血行が良くなり、その部分の脂肪が燃焼しやすくなります。補正ブラ専門店がこまめに脇肉をカップ内に収めるようアドバイスするのは、こういった理由があるからなのですね。
日々のマッサージも重要
日に数度、脇肉を集めてくるだけでは脂肪の「燃焼」には不十分ですので、マッサージによって脇肉や二の腕を集中的にケアすることも重要です。これを継続することで、気になる部分の脂肪が燃焼させていきましょう。
補正ブラによる適度な締め付けで、気になる部分に脂肪を「合成」させない
補正ブラの脇高ベルトによって適度な圧力をかけていると、お肉がついてほしくない背中や脇下といった部分で脂肪が合成されなくなります。また、ブラジャーのホールド力によって正しい姿勢が保たれることで自然と胸が張りますので、バストの位置が高くなります。
姿勢が正されることでバストが本来の高さに戻りますので、これまでとは違った脂肪の付き方に改善されていくという効果も期待できます。
キツすぎる締め付けは厳禁
脇下・背中への適度な圧力は育乳に効果的ですが、キツすぎると逆効果に。締め付けすぎると血行やリンパの流れが悪くなってしまいますので、不快感を感じないようなサイズ感で補正ブラを着用しましょう。
最近ではインターネット通販でもサイズ交換ができるというお店が増えていますので、購入時は必ず試着するようにしましょう。
バスト部分で「合成」された脂肪が「蓄積」される
脇肉をカップ内に入れる動作やマッサージによって脂肪が燃焼しても、日々の代謝により脂肪は「合成」されていきます。この時、補正ブラの脇高ベルトによって適度な圧力が背中や脇下にかかっていると、脂肪は別の場所で合成→蓄積されるようになります。その別の場所こそがバストなのです。
バスト以外の場所に脂肪をつけさせないことで、育乳することができるのです。
育乳のために、ブラジャーの購入には試着が必須
結果的には脂肪が移動してバストになったと言えるかもしれませんが、そのためには1.脇肉をカップ内に収め、2.サイズの合ったブラジャーで程よい締め付けを与え、3.バスト部分に集中して脂肪をつけさせる、というステップが大切です。ただ補正ブラをつけているというだけでは不十分なのですね。
やはりブラジャーのサイズが合っているということが一番重要ですので、インターネットでの購入であっても必ず試着をし、場合によっては遠慮なくサイズ交換してもらうようにしましょう。