ブラジャーのカップの上がカパカパと浮く原因と解決策

ブラジャーは最もサイズ展開の多いアパレル製品です。また、同じC75サイズの女性でもバストや形や柔らかさ、位置など女性によって千差万別です。さらに、同じC75のブラジャーでもメーカーやタイプ、目的によって着用感が異なります。そのため、多くの女性にとって自分のバストにフィットするブラジャーのサイズやタイプの選び方について悩まれている方は多いのではないでしょうか?

今回はブラジャーのカップへのフィット感について、ブラジャーのカップの上がカパカパと浮くといった着用感のお悩みの原因とその解決策について追究していきます。

ブラジャーのカップの上がカパカパと浮く原因

ブラジャーのカップの上がカパカパと浮く原因については大きく分けて次の4つが挙げられます。

  • カップサイズが合っていない
  • アンダーサイズが合っていない
  • ストラップ(肩紐)の調節が合っていない
  • カップ形状、ワイヤーがバージスラインに合っていない

それでは、実際にブラジャーのカップの上がカパカパと浮いてしまうブラジャーをご用意して頂き、順番に確認していきましょう。

カップサイズが合っていない

ブラジャーのカップの上がカパカパと浮く原因の1つに、カップサイズが合っていないという原因が考えられます。

ブラジャーのカップサイズはトップバストのサイズとアンダーバストのサイズの差で決まります。トップバストのサイズが85cm、アンダーバストのサイズが70cmの場合は85cm-70cm=15cmとなり、下記表を参照するとこの場合はCカップになります。

カップ \ アンダー 65 70 75 80 85
AAカップ(約7.5cm) AA65 AA70 AA75 AA80 AA85
Aカップ(約10.0cm) A65 A70 A75 A80 A85
Bカップ(約12.5cm) B65 B70 B75 B80 B85
Cカップ(約15.0cm) C65 C70 C75 C80 C85
Dカップ(約17.5cm) D65 D70 D75 D80 D85
Eカップ(約20.0cm) E65 E70 E75 E80 E85
Fカップ(約22.5cm) F65 F70 F75 F80 F85
Gカップ(約25.0cm) G65 G70 G75 G80 G85
Hカップ(約27.5cm) H65 H70 H75 H80 H85
Iカップ(約30.0cm) I65 I70 I75 I80 I85

自身のバストのカップサイズがCカップなのに、Bカップのブラジャーをつけていると、カップにバストが余ってしまい、しっかりとフィットしないため、ブラジャーのカップの上がカパカパと浮いてしまいます。

この場合は簡単で、カップサイズを変更することでブラジャーのカップの上がカパカパと浮いてしまう問題を解決することができます。

しかし、既成のブラジャーのカップサイズについては2.5cmごとにサイズ展開をしているため、微妙で些細な着用感について、既成のブラジャーでは完璧なフィット感を求めることは難しくなります。その場合は、費用がかかってしまってもブラジャーのオーダーメイドを検討することをおすすめします。

もちろん、バストはかちかちに堅いものではなく柔らかさがあるものですので、ある程度フィット感があるのであれば、微妙で些細な着用感についても神経質になりすぎる必要はありません。

アンダーサイズが合っていない

ブラジャーのカップの上がカパカパと浮く原因の1つに、アンダーサイズが合っていないという原因が考えられます。

ブラジャーのカップが自身のバストにフィットするサイズでも、アンダーバストへのフィット感がゆるいと、ブラジャーのカップがバストにフィットする位置でブラジャーを着用することができず、カップ上辺が浮いてしまいがちです。そのため、アンダーバストにしっかりとフィットする位置でホックを調節してからカップへのフィッティングを行うことが大切になってきます。

ブラジャーのつけ方

  1. バージスラインにワイヤーを合わせる
    まずはバージスラインにワイヤーを合わせます。バージスラインとはバスト下部の円周部分のこと。肩ひもを前から腕に通し、お辞儀する程度の姿勢でバストをすくい上げるようにしてワイヤーをバストのバージスラインに合わせます。
  2. ホックを留めてアンダーベルトを下げる
    次はホックを留めてアンダーベルトを下げます。アンダーベルトを肩甲骨の下あたりにくるように少し下げてみてください。これで腕を上げたりしても、一日中ずっとブラジャーが安定してくれます。
  3. 左右の肩ひもを調節
    ホックを留めたあとは左右の肩ひもを調節します。バストの高さを上げようと、無理にきつくしすぎる必要はありません。きつすぎずゆるすぎず、指でひっかけ1~2cm持ち上がるぐらいの長さがベストです。
  4. カップの中にバストのお肉を収める
    最後の仕上げはカップの中にバストのお肉を収めます。左手で左側のワイヤーを軽く持ち上げ、右手で脇の下から脇にかけてお肉をすくい上げるようにしてカップに収めていきます。

ブラジャーのアンダーバストのサイズは上記表を参照にしますと約5cmごとにサイズ展開しています。しかし、ブラジャーにはホックがついていますので、アンダーバストを何段階かで調節することができます。また、ほとんどのブラジャーのアンダーベルトは伸縮性がありますので、約5cmごとのサイズ展開でも万人にフィットしやすいつくりになっています。

ゆるいといけないからといって、締め付けすぎる必要はありません。息を大きく吸ったり、吐いたりしてみて、苦しくない、ゆるくないちょうど良いフィット感を見つけてみてください。

ストラップ(肩紐)の調節が合っていない

ブラジャーのカップの上がカパカパと浮く原因の1つに、ストラップ(肩紐)の調節が合っていないという原因が考えられます。

ブラジャーのストラップ(肩紐)については自分に合う位置に上手く調節できている方は以外と少ないのではないでしょうか?

ブラジャーのフィッティングにおいて、バージスラインに合うようにカップのワイヤーを合わせ、アンダーバストで固定したあとにストラップ(肩紐)の長さを調節します。ストラップ(肩紐)が長すぎるとブラジャーのカップの上がカパカパと浮きやすくなってしまいますし、短くすぎるとバストが崩れてしまいます。アンダーバストとストラップ(肩紐)の上下でフィットしたカップを固定するイメージでストラップ(肩紐)を調節してみてください。

また、ストラップ(肩紐)について、一般的な普通のブラジャーとラディアンヌのブラジャーを比較するとラディアンヌのブラジャーのストラップ(肩紐)の方が短いです。

一般的な普通のブラジャーとラディアンヌのブラジャーにおけるストラップ(肩紐)の長さの比較

注意:一般的な普通のブラジャーもラディアンヌの育乳ブラも商品によって長さが異なります。全てこの長さというわけではありません。

ハリのあるツンと上向きのバストの場合はストラップ(肩紐)が長すぎても問題になることはありません。なぜなら、ハリのあるツンと上向きのバストはブラジャーをしていなくても綺麗な形を保ってるからです。しかし、加齢や授乳などによってハリを失い、垂れてきたバストの場合はストラップ(肩紐)が長すぎると、バストが垂れてバスト位置が下がっていくことを食い止めることができません。バージスラインに合わせてフィッティングしてもストラップ(肩紐)が長く感じられる場合は、バストの重みによってバスト位置が下がってしまい、カップ上辺が浮いてしまいかねません。

一方で、ラディアンヌのブラジャーでは一般的な普通のブラジャーと比較してストラップ(肩紐)が短くなっています。そのため、バストの本来の位置、高さで美しいバストスタイルをキープすることができ、垂れ胸になっていくことを幾分か防ぐことができます。さらに、バージスラインに合わせてフィッティングしたバストをアンダーベルトとストラップ(肩紐)の上下で支えながらキープすることができます。

カップ形状、ワイヤーがバージスラインに合っていない

ブラジャーのカップの上がカパカパと浮く原因の1つに、カップ形状、ワイヤーがバージスラインに合っていないという原因が考えられます。実は、この原因が最も多いのではないかと考えられます。

例えば、ノンワイヤーのブラジャーを着用するときだけ、ブラジャーのカップの上がカパカパと浮いてしまうという方がいます。これは、カップにワイヤーが入っていないノンワイヤーブラジャーならではのデメリットの一つです。

ワイヤーが入っているブラジャーの場合はワイヤーがバージスラインにフィットすることによりバストが美しい形でキープされますが、カップ形状、ワイヤーがバージスラインに合っていない場合やノンワイヤーのブラジャーを着用している場合はカップの中でバストが安定しづらいため、カップにフィットせず、ブラジャーのカップの上がカパカパと浮いてしまいます。

ブラジャーのサイズはトップバストとアンダーバストで決まりますが、同じC75サイズの女性でもバストの形や柔らかさ、位置を比べると千差万別です。もちろん、十人十色の女性のバストに合うために、ブラジャーのカップの形状やワイヤーの曲線形はブラジャーのメーカーやタイプによって様々な形があります。

ブラジャーのカップの形状やワイヤーの曲線形について、ラディアンヌでも大きく分けて3つのカップを用意しております。

ブラジャーのカップの形状やワイヤーの曲線形におけるラディアンヌのブラの3つのタイプ

リフトアップシリーズ

リフトアップシリーズで主に採用しているカップの形状及びワイヤーの曲線形

こちらはリフトアップシリーズで主に採用しているカップの形状及びワイヤーの曲線形です。
小胸の方やデコルテが削げるようにバストが垂れてしまった方におすすめしています。
下垂したバストのバージスラインにフィット。たわんだバスト下部に内蔵パッドが入ることでふっくら谷間を実現します。

参照:リフトアップシリーズ、詳細はこちら

下乳に比べ、上乳が小さいのかも?

今、AとBカップのブラを持っています。
Aカップのブラをつけると、胸がはみ出して見えてしまいます。
Bカップのブラをつけると上の方がパカパカします。
これは下乳に比べ、上乳が小さいからでしょうか。

https://chiebukuro.yahoo.co.jp/、Yahoo!知恵袋

バスト上部、デコルテ部分のボリュームに物足りなさを感じている方にまさにおすすめしております。

脇肉カップインシリーズ

脇肉カップインシリーズで主に採用しているカップの形状及びワイヤーの曲線形

こちらは>脇肉カップインシリーズで主に採用しているカップの形状及びワイヤーの曲線形です。
バストが垂れて左右に流れて、脇とバストの境目がなくなってきている方におすすめしています。
レモン型カップが脇肉を入れたバストごと中心に寄せます。ノンワイヤーならではのフィット&寄せ上げ感に病み付きに。

参照:脇肉カップインシリーズ、詳細はこちら

ワイヤーの幅が足りないのかも?

胸に高さがないためかどうしてもブラのカップ上部がカパカパしてしまいます。
私の胸は幅が大きく、高さがありません。
実寸だとCカップなのですが、Cカップだとワイヤーの幅が足りなくて左胸が真ん中からはみ出てしまい、胸の上にワイヤーが乗ってしまいます。
なのでDカップがいいと言われるのですが、Dカップにすると少しカパっとします。

https://chiebukuro.yahoo.co.jp/、Yahoo!知恵袋

特にこういったワイヤーの幅が足りないとお感じの方にはラディアンヌの脇肉カップインシリーズをおすすめしています。

大きいサイズ向け

大きいサイズ向けで主に採用しているカップの形状及びワイヤーの曲線形

こちらは大きいサイズ向けのブラジャーで主に採用しているカップの形状及びワイヤーの曲線形です。
バストやアンダーが大きい方にオススメしています。
バージスラインの広く円周の長いカップに左右に流れた脇肉もカップに入れやすくバストを下から持ち上げるように支えます。

何度も繰り返しますが、同じC75サイズの女性でもバストの形や柔らかさ、位置を比べると千差万別です。自身のバストについてきちんと把握して、どういったカップの形状やワイヤーの曲線形が合うか、そういったブラジャーはどこのメーカーのどのタイプかを探すことが大切です。

自分に合うブラに出会うために

ブラジャーは最もサイズ展開の多いアパレル製品です。また、同じC75サイズの女性でもバストや形や柔らかさ、位置など女性によって千差万別です。さらに、同じC75のブラジャーでもメーカーやタイプ、目的によって着用感が異なります。

自分に合うブラに出会うことは長い道のりかもしれません。しかし、自分に合うブラに出会うことでバストは見違えるように変わります。自分に自信がつきます。もっとおしゃれをしてお出かけしたくなります。

諦めるのは早計です。あなたも自分のバストに合うブラを探してみませんか?

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