授乳後に垂れる、年をとると垂れると聞きますか、実際に何歳ごろから何が原因で胸は垂れ始めるのでしょうか?胸が垂れるといっても美しいバストをキープしている女性もいるのが事実。胸が垂れない女性たちがしていることとは?
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24〜26歳頃から胸は垂れ始める
なぜ胸は垂れるの?
他人の胸をまじまじと見ることはあまりありませんが、銭湯に行くと垂れてしまった胸を見ることは少なくないですよね。
垂れた胸を見ると、自分もいつか垂れてしまうのではと不安です。
そもそも、なぜ胸は垂れるのでしょうか?
バストは簡単に説明するとそのほとんどが脂肪でできています。
Fカップの胸でメロン一玉分、Cカップの胸でもりんご一個分の重さがあります。
そんな重たいバストを支えているのはクーパー靭帯です。
クーパー靭帯はゴムのようなものでツンと上向きになるようにバストを支えてくれています。
しかし、このクーパー靭帯が伸びてしまったり切れてしまうと、重たいバストを支えきれなくなり、胸は垂れてしまうのです。
つまり、胸が垂れる原因はクーパー靭帯の衰えが影響しているのです。
胸が垂れる年齢は?
それでは、いつから、具体的に何歳ごろから胸は垂れるのでしょうか?
女性の身体は思春期から大人の女性の身体へと成長していきます。
胸は膨らみ始め、身体は丸みを帯びてきます。
そして、24〜26歳頃には大人の女性の身体が完成します。
実はこの24〜26歳頃が女性の身体にとってのピークで、それ以降は女性にとって望ましくない方向に身体は変化していくのです。
つまり、胸が垂れる年齢は24〜26歳頃から徐々に始まるのです。
胸が垂れていない人は自分に合うブラをしている
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年齢的な問題以外で胸が垂れる原因
しかし、これはあくまでも統計的な数字です。
24〜26歳以前から胸が垂れている人もいれば、30歳になっても胸が垂れていない人もいます。
身体のことなので個人差はあるものの、この差は一体何なのでしょうか?
年齢的な問題以外で胸が垂れてしまう原因を探ってみます。
自分に合わないブラジャーを着けている、もしくはノーブラ
胸が垂れる原因として、ブラジャーの影響はとても大きいです。
そもそも、ブラジャーは洋服に乳首が透けないためだけにあるわけではありません。
ブラジャーの本来の目的は胸の形を綺麗に保つことにあります。
日常の体の動きに合わせて胸も揺れ動いてしまいます。
こうした胸の揺れ動きはバストを支えるクーパー靭帯にとって負担がかかっています。
自分に合わないブラジャーを着けている、もしくはノーブラでいると、クーパー靭帯への負担は大きく、胸が垂れる年齢を早めてしまいかねません。
胸が大きい
Fカップの胸でメロン一玉分ほどの重さですので、胸が大きい人ほど胸が垂れやすいです。
胸が小さい女性にとって、胸が大きい女性が羨ましく見えるかもしれませんが、胸が大きい女性にも悩みがあるものです。
最近では胸を小さく見せようとする女性もいますが、無理に胸を小さく見せようとするとバストは悲鳴を上げます。
胸の大きな女性はその大きなバストをしっかりと支え、あまり揺れ動きがないフルカップのブラジャーの着用を検討すべきです。
スポーツをしている
胸の大小関わらず、スポーツをしている女性は胸が垂れる年齢が早い傾向があります。
普通に歩いているだけでもバストは振動で揺れ動きます。
スポーツをしていると、そのバストへの振動はさらに大きく、クーパー靭帯への負担も大きくなります。
女性がスポーツを行う場合はスポーツブラの着用が欠かせません。
授乳後に胸が垂れる
母乳を出すためにバストは妊娠中から膨らみ始め、授乳を終える頃にはバストは元も大きさへ戻っていきます。
この時に、膨らみ始める前のバストに戻ればいいのですが、元のバストよりも垂れ萎んだバストになる女性が多いのです。
授乳中のバストは元のバストより2カップ以上も膨らむことがあり、そのバストの急な変化にクーパー靭帯は伸びきってしまうのです。
バストが萎み始めるのと同時にクーパー靭帯も縮めばいいのですが、バストが萎むスピードに追いつけず、胸が垂れてしまいます。
急な体重変化
ダイエットや病気などによる急激に体重が増減することもあります。
そんなときに注意したいのが胸の大きさです。
授乳後に胸が垂れるのと同様に、急な体重変化を機に胸が垂れてしまう女性が多くいます。
胸が垂れていない女性がしていること
このように胸が垂れる原因はあるものの、年齢の割に美しいバストをキープしている女性も少なくありません。
それでは彼女たちは胸が垂れる予防策としてどのようなことをしているのでしょうか?
自身の身体に合ったブラジャーを着けている
身体に合ったブラジャーを着けているというと、多くの方が自分も身体に合ったブラを着けていると言います。
しかし、ここで言う身体に合ったブラジャーとはサイズが合うブラのことではなく、自身のボディステージに合ったブラのことです。
ブラジャーにはサイズ表記こそあれど、ボディステージによってサイズ感や着用感は異なります。
同じC70のブラジャーでも、20代向けのブラと40代向けのブラとでは異なるのです。
自分に合ったブラはどのように選べばいいの?
それではブラジャーはどのようにして選べばいいのでしょうか?
ブラジャー選びで注目したいポイントは胸の垂れ具合です。
胸の垂れ具合は以下の流れで進んでいきます。
- バスト上部のボリュームがなくなる。
- バスト下部がたわみ、バストが下を向く。
- バストが外に流れ、バストと脂肪の境目がなくなる。
一度、鏡の前に立って自分の胸が今どの程度垂れてきているのか確認してみてください。
バスト上部のボリュームがなくなる。
バスト上部のボリュームがなくなってきたと感じている人はこれからのバスト下垂をしっかりと予防していく必要があります。
20代の頃にデザインだけで買ったブラジャーではゆるすぎかもしれません。バストはどんどん垂れていきます。
バスト下部がたわむ前に今のバスト位置の高さをしっかりとキープできるブラジャーを選ぶ必要があります。
バスト下部がたわみ、バストが下を向く。
バスト下部がたわむとバストはどんどん垂れていきます。
バストとアンダーの境目部分をバージスラインと呼びますが、たわみがひどくなるとこのバージスラインが消えていきます。
この状態で初めて補正ブラを着けたとき、もしかしたら肩紐が短く感じるかもしれません。
でも、それはバスト位置が下がっている証拠です。
これ以上、胸を垂れさせないためにバストの高さとバージスラインに合うブラジャーを選ぶ必要があります。
バストが外に流れ、バストと脂肪の境目がなくなる。
バスト下部のたわみが進むに連れて胸は垂れ、脇の脂肪、脇肉とバストが同化していきます。
バージスラインの失ったバストは左右に下がれ、以前までのバストボリュームさえも落ちているかもしれません。
バストと脂肪の境目、バージスラインを形成し、脇肉をもカップ内に集めるブラジャーを選ぶ必要があります。