もはや、バストケアの必須アイテムとなっているナイトブラ。
毎晩着用するナイトブラは清潔を保つためにも頻繁な洗濯が必要になりますが、正しい洗濯方法はご存じでしょうか?
毎晩着用するナイトブラだからこそ正しい洗濯方法を実践して、できるだけ長く使用したいものです。
今回はナイトブラの正しい洗濯方法や干し方、保管方法などを詳しく解説します。
ナイトブラは型崩れや伸びで効果がなくなる!
ナイトブラは、せっかく自分にピッタリなものを選んでいても、間違った洗濯方法や干し方をすることで、伸びや変形を起こしやすくなります。
ナイトブラはバストにジャストフィットすることにより、寝ている間のバストの流れを防止しながら、集めた脇肉もバストに定着させるという役割を担っています。
そのため、伸びて緩んでしまったものやカップの形が崩れているナイトブラを着用しても効果がないばかりか、反対にバストの形を崩す原因になってしまいます。
そのようになってしまったナイトブラ(日中用のブラジャーも同じことがいえる)は、その役目が終わった(寿命がきた)ということなのです。
ナイトブラはそのつくりから(ノンワイヤー・ソフトカップなど)日中用のブラジャーほど注意して扱われないことが多いように思います。
もちろん、ナイトブラは就寝中の動きに対応できるように伸縮性に優れた素材を使用し丈夫につくられていますが、正しい洗濯方法や干し方で、できるだけ長くナイトブラの効果を持続させましょう。
ナイトブラを洗う頻度は?
「ナイトブラは寝るときに着けるだけで、あまり汚れないから数日着用しても大丈夫」なんて思っていませんか?
寝ている間は活動しないため汗も多くはかかないと思いがちですが、深い睡眠に入るには体温を下げる必要があります。
この眠るための体温調節などによって、一晩に200ml〜600ml程度の汗をかくといわれています。
高温になる夏はもちろん多くの寝汗をかきますが、冬でも布団や毛布などで暖かくして眠るため夏よりも寝汗が多くなることもあるとか。
女性は特に生理中や妊娠中は体温が上がるため寝汗も多くなります。
さらに皮脂は、夏よりも冬の方が多く分泌されます。
特にナイトブラと接触する肩や背中・胸などの皮脂の分泌量は夏の4倍以上になります。
一晩の間にしっかり汗や皮脂を吸い込んだナイトブラは、毎日着替えるようにしましょう。
また、汗や皮脂汚れは時間が経つほど取れなくなってしまい、ナイトブラが黄ばみや変色を起こしやすくなります。
まとめて洗濯するのではなく、一晩着用したものはなるべく早く洗うことでナイトブラの変色を防ぐようにしましょう。
理想的な洗濯頻度は、お風呂に入るときに朝脱いだナイトブラと日中着けていたブラジャーを一緒に洗うことです。
少し面倒と思うかもしれませんが、ブラジャーを長く美しく保つためにも習慣にすることをおすすめします。
ナイトブラの正しい洗濯方法と干し方
ナイトブラも日中用ブラジャーと同じように手洗いが基本です。
洗い方と干し方の手順は以下の通りです。
- ナイトブラに挿入されているパッドを取り外す(脱着可能な場合)。
- 洗い桶にぬるま湯をはり、中性洗剤(おしゃれ用洗剤ならベスト)をよく溶かし、ナイトブラと取り出したパットを入れる。
- 洗い方は振り洗いと押し洗いが基本(もみ洗いやつかみ洗いは不要)。
- 洗剤成分がなくなるまでしっかりすすぎをする。
- ネットに入れて洗濯機で軽く脱水する。
- 脱水後はブラの形を整え、ナイトブラのアンダー部分の2箇所を洗濯バサミでとめて日陰に干す(ショルダー部分が下になるように)。
- パットも形を整えて日陰干しする。
新洗濯表示記号の意味
JISによる洗濯表示はISO(国際規格)との整合を図るため、平成28年12月以降から変更になっています。
新しい洗濯表示は、洗濯記号が41種類になり(従来までは洗濯記号の種類が22種類であった)、繊維製品の取り扱いに関するきめ細かい情報が提供されるようになっています。
ラディアンヌのナイトブラは、背中の内側部分に新しい洗濯表示が明記されています。
ナイトブラを正しく洗濯していただくためにも、新しい洗濯表示とその意味を理解していただければと思います。
新洗濯表示は、5つの基本記号(桶・△・□・アイロン・○)といくつかの付加記号で構成されています。
ラディアンヌのナイトブラ、「すっぴんナイトブラ」はこちら
桶のマーク
桶のマークは洗濯処理記号です。ラディアンヌのナイトブラの洗濯処理記号は桶に手の記号が付加されていますが、手洗いによる洗濯処理ができるということです。
△のマーク
△マークは漂白処理記号です。ラディアンヌのナイトブラは、△マークに×が付いています。
これは、漂白処理ができないということです。
□のマーク
□マークは鑑賞処理記号です。ラディアンヌのナイトブラは□の真ん中に縦線と上部に斜め線の付加記号が付いていますが、縦線は吊り干し乾燥、斜めの線は日陰干しという意味です。
アイロンのマーク
アイロンのマークはアイロン処理マーク。×が付いているものはアイロン処理ができないという意味です。ほとんどのブラジャーでアイロン処理はできなくなっています。
○のマーク
〇は商業クリーニング処理記号です。ラディアンヌのナイトブラはこのマークに×が付いているため、ドライクリーニング処理ができないという意味です。
以上5つの洗濯表示内容から、ラディアンヌのナイトブラは、手洗い・漂白剤不可・日陰干し・ノーアイロン・ドライクリーニング不可ということがわかります。
消費者庁, 洗濯表示(平成 28年12月1日以降)Link>
ナイトブラの保管方法
ナイトブラは日中用ブラジャーと同じく毎日着用するものなので、できるだけ取り出しやすい場所に収納しましょう。以下はナイトブラの保管方法です。
パッド付きナイトブラの場合
収納の際は、十分に乾燥しているか確認することが大切です(特にパッドは乾燥が遅いため注意)。
湿り気があると、カビや悪臭の発生につながります。
収納するときは、外していたパッドを元に戻し形を整えます。
パッドを取り出したまま収納してしまうと、着用の際にパッドを入れる手間が面倒になります。
また、どのパッドがどのブラジャーのものかわからなくなってしまう可能性もあります。
たたみ方は日中用のブラジャーと同じように、ショルダー(肩紐)や背中部分とカップ横(サイドベルト)部分をカップ内にきれいにたたみ込みます。
なるべくカップの形を維持したまま引き出しなどに収納しましょう。
収納のコツは、詰込み過ぎないことです(ブラジャー専用ボックスなどを使用すると便利)。
詰込み過ぎると取り出しにくくなり、ナイトブラの型崩れの原因にもなります。
パッドなしナイトブラの場合
ほとんどのナイトブラにはパッドが挿入されていますが、中にはパッドなしのナイトブラもあります。
パッドがないナイトブラは、ナイトブラを真ん中で二つ折りにして、ショルダー部分やベルト部分をカップの中に収めるようにきれいにたたみ込みます。
なるべく立てて収納すると、取り出しが簡単で便利です。
最後に
ナイトブラは日中用のブラジャーと同じで、女性のバストを美しく保つための大切なアイテムです。
ナイトブラも、正しく洗濯して正しく干す、そして正しく保管することで型崩れや素材の伸びを防ぎ、ナイトブラの機能を維持し長持ちさせることができます。
日中用のブラジャーと同じようにナイトブラも大切に扱い、できるだけ長く着用しましょう。