「もともとバストは大きい方だったから、産後のバストの垂れや肩こり、ブラにたまる汗が気になっている」
こんなことを周りに相談することってなかなかできませんし、相談したとしても「大きなバストで羨ましい!」と嫌味に思われたことがあるなど、ひそかにお悩みの方も多いようです。
ここでは、大きなバストだからこそのお悩み別対処法をどこよりも詳しく解説していきます。
知りたかった情報がきっと見つかりますよ♪
しぼんだ風船のようなバスト…大きなバスト向き・垂れ胸への対処方法
サイズの合った補正下着を活用する
バストの土台と脂肪・乳腺を繋ぎ、バストを上に引っ張り上げているコラーゲン繊維「クーパー靭帯」が伸びてしまうと、バストはひたすら重力の影響を受けてしまいます。
また、クーパー靭帯は1度傷めると元に戻ることはありません。
授乳期間中からバストの垂れが気になるなら
授乳期間中からバストの垂れが気になり始めているのであれば、絞めつけ感がなく、バストの下を重点的にサポートするようなブラジャーを検討してみましょう。
補正ブラがオススメですが、あまり締め付けが強くバストが固定されすぎると、固まって痛くなったり、ほぐせなくなり熱を持ったりするため注意が必要です。
こういった意味でも通常の補正ブラではなく、授乳期間中のバストを考えたブラをオススメします。
ここで注意したいのは布製の前空きブラです。
付けていて楽なので人気が高いのですが、布1枚ではバストを支えきれません。
バストの下垂を進めてしまいます。
授乳期間用に設計されていて、かつ補正機能のあるブラジャーを検討しましょう。
卒乳後にバストの垂れが気になるなら
妊娠に伴うバストの成長は成長期のように前へ前へと高くなるのではなく、乳腺の発達に伴い乳房の下半分から脇へと大きくなり、それが周りサイズとして出てきます。
卒乳後は発達していた乳腺が脂肪に置き換わり、その結果バスト中身が急速になくなり皮膚だけが残ったような状態に…。
これは卒乳した女性であれば誰もが経験するバストの変化だと言われています。
バストの形が妊娠前と後では変わってきているということなんです!
卒乳から使用するブラの形・サイズを今一度見直し、補正機能の高い商品を選んでみてください。
卒乳後のバスト変化に対応した補正ブラも販売されているので、そういった商品を積極的に選ぶと今のバストにぴったりの商品が見つかります。
胸筋を鍛える
たとえば、凹凸しザラつきのあるお肌は、キメが乱れシワやくすみが感じられます。
一方、土台がしっかり潤いピンとしているお肌では、内側から湧き出るような弾力とツヤ・ハリが感じられます。
同じように大胸筋を鍛えてバストの土台をしっかり整えてあげることで、その上のバスト全体にハリ・ツヤ・弾力を取り戻すことができるんです。
大胸筋の鍛え方1
- 500mlのペットボトル2本を用意して、左右の手で握ります。
- 姿勢を正して脚を肩幅に開き、直立します。
- ペットボトルを持ったまま、ゆっくりと両手を肩の位置まで水平になるまで上げます。
- ゆっくりと元の位置に腕を戻します。
- 上記の動作を10回繰り返しましょう。
大胸筋の鍛え方2
- 500mlのペットボトル2本を用意して、左右の手で握ります。
- 姿勢を正して脚を肩幅に開き、直立します。
- 上腕~肘を体の横に真っすぐ固定したまま、腕を90度に曲げます。(ダンベルを持ち上げるような動作です)
- そのままの状態で直線状態の上腕~肘が、肩と同じ高さに水平になるまで持ち上げます。
- ゆっくりと3→2の状態へと戻り。2~4、4~2の動作を1セットとして10回行います。
猫背にならないこと
バストの重みがあると、どうしても猫背がちになります。
もし肩が重いと感じているのであれば、ブラのサイズに問題がある可能性大です。
自分のバストにあった形・サイズのブラを使用し、大胸筋を鍛えるなどすると自然と猫背になりにくくなりますよ♪
ブラの選び方については追ってご紹介するので、お見逃しなく!
バストケアクリームの活用
潤いのないお肌はシワになりやすく、見た目のハリ・弾力もありません。
バストも同じです。
授乳期間中であれば妊娠中・授乳中の使用が可能なバストケアクリームを使用して、バストをしっかり保湿をしてあげましょう。
今は違いがあまり実感できなくても、卒乳してからのバストを大きく左右する大切なポイントです!
というのも上でご紹介したように乳腺衰退によるバストのしぼみは避けられない問題ですが、保湿ケアでバストのハリとツヤを維持できれば見た目にぐんと違いがでてくるのです。
すでに卒乳後と言う方であれば、プエラリア未配合のものがおすすめです。
大きなバスト悩み…バストによる肩こりへの対処法
バストが大きいと肩こりしやすい?
たとえばFカップの場合、バストの重さは片方だけで810g。
左右合わせると、1.5kg以上にもなります!
こんなにも重いバストを抱えていると胸を支える大胸筋が引っ張られると同時に、首からつながる肩~背中部分の三角形の大きな筋肉「僧帽筋(そうぼうきん)」も一緒に引き伸ばされて、肩こりに繋がります。
授乳により急激に成長したバストが原因で、肩こりが悪化する方はとても多いのです。
授乳中の肩こりを放置していると、血液によりミルクが作られているため、血行が悪くなることでミルクの出が悪くなることも。
赤ちゃんのためにも、育児中の肩こり解消を目指したいものですよね。
肩周りの筋肉をリラックス
1:肩周りを温める
急に肩周りのストレッチやマッサージをすると、かえって張り返しが起きて更に張ってしまうので、まずはじっくり温めることが大切です。
首にホットタオルを巻く、カイロで温めるなどで肩周りをしっかり温めます。
2:ヨガ・ストレッチなどで背中周りの筋肉をほぐす
肩を上下にゆっくり上げる、肩をグルグル回す、肩こりに良いと言われるヨガポーズを試す(YOUTUBEなどでも多数ヒットします)などで、背中周りの筋肉をほぐしていきましょう。
旦那さんやご家族の方に肩をマッサージしてもらうのも、良いですね。
だっこの姿勢に要注意
- 赤ちゃんを抱きかかえる時やミルクをあげる際に、猫背になっている。
- 抱っこ紐を使用した時に、重さが上手く分散しきれずに肩こりが余計にひどく感じる気がする
上記のような育児中ならではの姿勢・体勢が肩こりの原因になっている可能性があります。
- 授乳時や抱っこをする時に、意識的に胸を開き、背筋を伸ばす。
- 抱っこ紐を使用する時には赤ちゃんとママがほどよく密着し・高い位置でキープする。
- 授乳・搾乳をする
- おっぱいマッサージを行う
- 冷却シートなどで冷やす
- 通気性の良い下着や衣類などの工夫
- 蒸れない母乳パッドの活用
上の2点を意識してみてください。
抱っこの基本は赤ちゃんの頭かおでこに(首を伸ばせば)キスができることです。
その位置になるよう、お手持ちの抱っこ紐を調整して行きましょう。
紐の長さだけでなく、赤ちゃんのお尻にタオルを敷いてかさ上げするなどの工夫が必要になるかも知れません。
こうした工夫で、肩こりの具合がグンと変わってくるはずです。
ブラジャーの肩紐・形を変えてみる
紐は太目を選ぶ
肩紐がしっかりしている太めのものを選ぶことで、バストの重さで肩紐の食い込みを回避!
アンダーベルトが太目のブラ
アンダーベルトが太目だと、バストの重みを感じにくくなります。
フルカップブラ
ブラジャーのカップにはハーフ、3/4カップなど、様々なタイプがありますが、中でもバストが大きい方に向くのはバスト固定力にすぐれたフルカップブラです。
バストを支えるパワーに優れているもの
背中の肩紐がクロスタイプになっているなど、ホールド力を高める工夫のあるブラがおすすめです。
産後になると胸に汗をかきやすいのはどうして?対処法は?
産後 胸周りに汗をかきやすい理由
一時的なホルモンバランスの乱れ
妊娠中に赤ちゃんを守るために大量に分泌されていたエストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモン分泌量は、産後になるとグンと減ります。
急激なホルモンバランスの乱れが原因で、体温調整や発汗機能がくるってしまうんです。
多汗な状態が1ヵ月で元に戻る方もいれば、半年、1年以上続く方もいます。
母乳を作る過程でバストに熱が発生
授乳時期には、母乳を作るために血流が乳腺の方に集まります。
おっぱいが作られて胸が張ってくるときには、実際に1℃くらい胸まわりの体温が上がり、微熱があるのと同じ状態になっているんです。
バストが大きいほどに熱はこもりやすくなりますから、バスト周りが熱いと感じるのは当然のことだったんですね。
胸汗への対策方法
上記のような胸汗対策を行うママが多いです。
制汗剤の使用は赤ちゃんへの影響を考えて控えたいため、ガーゼなどで授乳のたびに小まめに汗を拭くと臭いやあせも対策になりますよ。
まとめ
産後の大きく成長したバストに対する、バスト悩み(垂れ胸・肩こり・汗)への解消策をご紹介しました。
なかなか周りに相談しにくく、面倒に感じてしまう産後の大きなバスト。
ただ、今から上手に向き合うことで、5年、10年先の美バスト維持に繋がります。
今回ご紹介した内容を参考に、赤ちゃんとママにとって少しでも快適な育児期間を過ごしてもらえたら嬉しいです♪