産後に下垂したバストに神経質にならないで!年齢に見合った美しいバストをキープするために今日からできること

下垂したバストを元に戻す方法は残念ながらありません。
産後、特に授乳を終えたあたりからバストの下垂が目立ち始めていませんか?
下垂したバストに神経質になってストレスを溜めてしまってはいけません。
これ以上、バストの下垂を防ぐために今日からできることを始めて、年齢に見合った美しいバストをキープしましょう。

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どうしてバストは下垂するの?

産後にバストキープする女性
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女性がもっとも女性らしい部分、バスト。
いつまでもハリのある、上向きな美しいバストを保ちたいところですが、そうはいきません。

女性のバストは加齢とともに、ハリを失い、下垂し、左右に削げていきます。

ですが、年齢の割に美しいバストをキープしている方もいます。

そういった女性はきっと妊娠・出産を経験していないんだ、と思ってしまいますよね?

産後、授乳後にバストが下垂?

女性のバストに大きな変化があらわれるのが産後です。
産後、とくに授乳を終えた卒乳後に、下垂した自分のバストにびっくりします。

妊娠中からバストは母乳を出すために膨らみ始めます。
このとき、今までにない自分のバストボリュームに目を疑いますよね。

でも、授乳の必要がなくなり始めると、バストは徐々にしぼんでいきます。
妊娠前のバストに戻るならまだいいのですが、バストは妊娠前のバストとは違うカタチになってしまうのです。

バストサイズの急な変化

妊娠から卒乳までの間にバストは急激に大きくなります。
そして、卒乳後にはバストは小さくなっていきます。

このように、バストサイズの急な変化はバストの下垂を加速させます。

ダイエットについても同じようなことが起こります。
痩せて胸も小さくなってしまったという方も、バストの下垂を体感しています。

今までの大きさを覆う皮膚は、小さくなった胸にはあり余るため、バストはハリを失ってしまいます。

筋肉の低下?姿勢の悪さ?

筋肉の低下や姿勢の悪さがバストの下垂に影響しているという方がいます。

確かに、バストの土台となっているのは大胸筋という胸の筋肉です。
大胸筋を鍛えることで、胸の筋肉が盛り上がり、バスト位置も高くなることは期待できますが、ハリを失って下垂したバストには効果が薄いでしょう。

よく、「大胸筋を鍛えてバストアップ」と耳にしますが、大胸筋を鍛えてバストアップすることはありません。
胸板が厚くなって、バストというより上半身が大きくなるだけです。

また、姿勢の悪さについてはバストというよりスタイルに影響を及ぼします。
綺麗なバストをお持ちでも、猫背だと見栄えが悪いです。

姿勢の悪さが血行不良になって、バストが垂れるという方もいますが、バストが垂れる直接的な原因ではありません。
姿勢の悪さは改善するほうがいいですが、神経質になりすぎてストレスを溜めるほうがよくありません。

バストが下垂する原因はクーパー靭帯と皮膚

産後に胸が垂れて女性
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バストが下垂する主な原因はクーパー靭帯とバストを覆う皮膚にあります。
そもそも、バストはどのように重力に逆らって上向きでいられるのでしょう?

バストを支える仕組み

バストの膨らみは乳腺と脂肪でできています。
そして、クーパー靭帯がバストの乳腺と脂肪をまとめるように大胸筋とつなぎとめてくれています。

そのため、バストは重力に逆らって上向きでいられるのです。

クーパー靭帯とは?

クーパー靭帯はコラーゲン繊維組織の束で、バストを支えるゴムのようなものです。
このクーパー靭帯が伸びきってしまったり、切れてしまうと、バストを支えきれなくなり、バストは下垂してしまいます。

それでは実際にクーパー靭帯が伸びきってしまったり、切れてしまうということはあるのでしょうか?

バストをきちんとサポートしていても、クーパー靭帯は日常生活上、どうしても少なからず負担がかかってしまいます。
加齢とともにバストが下がるのは致し方ない事実です。

ですが、日常生活上の負担以上に悪影響なのが、激しい運動でバストが揺れ動いたり、鬱むせで寝ていたり、ブラジャーをつけない時間が長くなるなどです。
しっかりとバストをサポートしていれば、年齢に見合った美しいバストをキープできるものの、このようなことでクーパー靭帯に負担をかけていると、バストの老化を早めてしまいます。

バスト皮膚の伸び

また、バストの皮膚の伸びが下垂に影響している事実があります。
これはクーパー靭帯が支えているバストが垂れるというよりも、ツンとハリのあったバストが見た目的に垂れしぼんでしまうことです。

卒乳後やダイエットなど、バストに急激な変化があるとバストの皮膚はあり余り、垂れしぼんだバストになってしまいます。

また、大きいときのバストを支えてくれていたクーパー靭帯にも余りができてしまい、バスト自体の下垂をまねいてしまいます。

これ以上のバスト下垂を防ぐには

産後のバスト下垂に悩む女性
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バストの下垂を防ぐために・・・

姿勢が悪いから姿勢を矯正しろ

筋肉が弱いから大胸筋を鍛えろ

女性ホルモンの分泌が少ないからこのサプリを飲め

バストの下垂を防ぐためには実にいろんなことが言われています。
しかし、こうした情報に振り回されて、疲れていませんか?

下垂したバストは元に戻る?

確かに、できれば下垂したバストを元に戻したいものです。

このサプリを飲めば・・・

このクリームを塗れば・・・


こんな簡単なことでバストが元どおりになるのであればいいのですが、現実はそうはいきません。

下垂したバストを戻す唯一の方法に手術があります。


乳房吊り上げ術
乳輪の円周部分の余分な皮膚をドーナツ型に切除し、バストの上方で乳輪にそって縫合し、下垂したバストの形と乳輪乳頭の位置を整えます。
乳輪吊り上げ術
乳輪の上部を三日月型に切開し、上方へ移動させて縫合します。

聖心美容クリニック

バストの下垂を防ぐためには?

手術を選ぶことも一つの手段です。

ですが、
バストの下垂に過度ににストレスを溜めていませんか?

女性の身体は年齢とともに変化していくものです。
特にバストが加齢と比例して、ある程度下垂してくることは致し方ないことです。

バストの下垂を防ぐことに努力することは素晴らしいですが、クーパー靭帯に負担がかかっても、あなたに負担がかかってはいけません。

今日からできることがあります。

それは、クーパー靭帯を守るという意識を持つこと。

これだけで十分です。

クーパー靭帯を守ってあげるために、ブラジャーを変えることも大事です。
新しいボディステージに向けて、ブラジャーを選びをすると楽しくバスト下垂を防ぐことが始められそうですね。

自分に合ったブラをつける

まずは自分に合ったブラをつけることが大切です。
2段ホック程度の細いベルトのブラジャーではサポート力が弱いためバストを支えきれなくなります。
特に30代以上の女性は10代・20代の頃と比較して皮下脂肪が増えてきますので、2段ホック程度の細いベルトのブラジャーでは脇肉とバストの境目をなくしてしまい、副乳ができる原因になります。
補正効果のあるワイドベルトタイプのブラジャーから自分に合ったものを選ぶことが良いでしょう。

スポーツ時や就寝時もブラをつける

スポーツ時はバストが激しく揺れ動くのはお分かりかと思いますが、就寝時もバストは知らずまに揺れ動いています。
多くの女性は就寝時にはブラジャーをつけませんので、その揺れはブラジャーがない分、クーパー靭帯への負担も大きくかかります。
ワイヤー入りにこだわらず、ご自身がストレスを感じない程度のスポーツブラやナイトブラから試してみるのが良いでしょう。

バストの下垂を防ぐためには、この他にも姿勢の改善や筋肉の強化、女性ホルモンを・・など、何かと色々な情報がありますが、それらは直接的が方法ではありません。
バストの下垂に神経質になり、ストレスを溜めてしまっては元も子もありませんので、まずはクーパー靭帯に負担をかけてあげないことを意識することが大切です。

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