バストが大きいと肩が凝るから、楽な着け心地のブラを探してしまいがちです。しかしそれは間違いです。大きなバストにこそ、ガツンとサイドボーンが入った、しっかりした作りのブラが必要なのです。サイドボーンの効果を知れば、あなたもブラを買い換えるはず!
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サイドボーンってなに?
ブラを買うんですが、サイドボーン入りって書いてあります。
サイドボーンって何でしょうか??
教えてください!!
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ブラジャーのサイドボーンとは、その名の通りブラジャーのサイドベルトに縦方向に縫い付けられた、弾力があるプラスチック製の棒のことです。
大抵はカップの数センチ横に縫い付けられていて、実際に着用するとちょうど脇の下あたりにきます。
こちらがサイドボーンで、使わなくなったブラジャーを分解して抜き出したものです。
育乳ブラや脇肉ブラなどの体型の補正効果が高いブラジャーほどサイドボーンの数は多くなる傾向があり、少ないものではカップ横に1本ずつの合計2本が、多いものではカップ横に2本、背中側のホックに近い位置にも1本ずつ入っていて合計6本のサイドボーンが使われています。
サイドボーンの役割
サイドボーンはこのようにブラのサイドベルトに縫い付けられているのですが、主に2つの目的があります。
1つ目の目的は、脇のお肉をスッキリさせることです。サイドベルトによる締め付けとサイドボーンの弾力によって、お肉の段差を無くし脇部分をスッキリと見せるという目的があります。
しかしサイドボーンを過信すると思わぬ落とし穴にはまってしまいます。
確かにサイドボーンの弾力はお肉をカバーしてくれますが、脇をスッキリとさせたい一心でアンダーサイズが小さめのブラジャーをつけていると、サイドボーンが変形しくるのです。
このようにくの字に曲がってしまったサイドボーンは、まるで噛みつくように脇のお肉に食い込んできます。
買ってすぐのブラジャーがこんな状態になってしまう場合、サイズ選びが間違っていたということになります。洗濯方法などのお手入れが間違っていた訳ではなく、サイズ選びが間違っていたというサインになりますので、自分の体のためにもすぐに買い替えを検討しましょう。
2つ目の目的は、ブラジャーの安定性を高めることです。
サイドボーンがお肉の段差をスッキリと無くしてくれますので、圧力が分散され、サイドベルト全体が上半身に密着します。
密着したサイドベルトは全体でバストの重みを受け止めることができ、しっかりと支えられるようになります。
このサイドボーンによる安定性が大きなバストには必要なのです。
バストが大きい女性こそサイドボーン入りのブラを
バストが大きいと肩が凝ったり太って見られたりしますので、楽な着け心地のブラジャーを探してしまいます。そしてそんなブラジャーを探していると、着用した時の快適さを追求したノンワイヤーのブラに出会うでしょう。
しかし、そういったブラジャーにはサイドボーンが入っていないことも多いのです。
重たくボリュームがあるバストを持つ女性がサイドボーンが入っていないブラジャーをつけると、バストの重みにつられてカップ部分が前方向に倒れていき、カップにつられたサイドベルトが身体に食い込んで行きます。結果として脇や背中に段差ができたり、余計に肩が凝ったりします。
ですから、サイドベルトが食い込まないように、脇や背中にかかる圧力を分散させられるサイドボーンが入ったブラが必要なのです。
アンダーサイズによっては同じカップ数でもバストのボリュームは変わりますが、Eカップ以上の女性はサイドベルトが幅広でサイドボーンがしっかりと入ったのブラジャーを選んだ方が良いでしょう。
バストが大きいことに悩んでいるなら、思い切ってホックが五段以上ありサイドボーンもガッツリ入ったようなブラジャーを試してみてください。
しっかり支えられたバストは安定し、他のブラジャーでは味わえない、クセになるような安心感が生まれるはずです。