ブラジャーを洗濯機で洗ってはいけない理由

ブラジャーのお手入れは手洗いが推奨されていますが、その理由は一体!?洗濯機でブラジャーを洗濯するとどうなるのか詳しく解説します!洗濯機による影響を知れば、あなたも手洗い派に変わるはずです!

photo credit: Bardia Photography Love & Misadventure via photopin (license)

なぜ洗濯機でブラジャーを洗ってはいけないの?

ブラジャーは他の衣類に比べてとても多くのパーツが使われていています。パーツ同士の絶妙なバランスが立体的なバストを支え、優しく包み、その人が本来持っている女性的な美しさを引き出しています。

このように繊細な衣類ですから丁寧に扱ってあげる必要があるのですが、洗濯機で洗ってしまうことで型崩れを引き起こし、ブラジャー本来の機能が失われていきます。

洗濯機で汚れが落ちる仕組みとその影響

洗濯物は、洗濯機の中の洗濯槽が回転することで発生する水流によって動きまわり、他の洗濯物とぶつかり合うことで汚れが落ちていきます。

また、衣類がねじれたり、曲がったりと様々な形に変形することで、繊維の中に染み込んだ汚れも浮き出てきます。

このように衣類に加わる衝撃は汚れ落しには欠かせないものですが、これがブラジャーの寿命を縮めてしまう原因となります。

ブラジャーは繊細な衣類ですので、他の衣類とぶつかったり、ねじれたり、曲がったりすることで型崩れしてしまいまい、次第に元の形に戻せなくなっていきます。

脱水機能による影響

洗濯機でブラジャーを洗ってはいけない一番の理由は脱水による影響がある為です。

洗濯機は、洗濯物を回転させることで発生する遠心力を使って脱水します。高速で回転した洗濯物は洗濯槽の壁面に押し付けられ、洗濯槽に空いている小さな穴から水分だけが外に飛ばされて脱水が完了します。

この時の遠心力はとても強く、重力の2〜3倍の力がかかっているとも言われています。

ですから、遠心力によって他の衣類とともに洗濯槽の壁面に押し付けられたブラジャーには強い力がかかり、変形してしまいます。

また、脱水時の遠心力は洗濯機の層の直径が大きいほど、回転速度が早いほど強くなります。

最新の洗濯機はほとんどが脱水の速さや洗濯槽の回転数などを売りにしていますが、そういった高性能な洗濯機ほどブラジャーにかかる負荷が高く、より早く劣化させてしまうことになります。

ブラジャーの洗濯頻度はどれくらい?

洗濯によってブラジャーが劣化するなら、できるだけ洗濯回数減らせばブラジャーを長持ちさせられる!と考えてしまいますよね。

しかし、汗や皮脂、ボディークリームなどがブラジャーに残留し続けると生地を痛めてしまいます。

それではどれぐらいの頻度で洗うのが良いのでしょうか?補正下着専門のラディアンヌが2017年9月〜2018年12月に行った顧客アンケート調査ではこのような結果が出ています。

ブラジャーの洗濯頻度のアンケート結果

75%もの女性がつけるたびに毎回お洗濯しているようです。

その他の7%に含まれる女性は、夏場は2回冬場は4回の着用で洗う、汚れたと感じたら洗う、汗をかいたら洗うなど、着用回数は決めていないものの複数回着用してから洗うという頻度のようです。

25%の女性は2回以上着用してからお洗濯するようですね。4人中3人は着用するたびにお洗濯するという結果です。

もちろん毎回洗う方がいい

汗や皮脂、ボディークリームなどがブラジャーに残留するとブラジャーの生地を痛めてしまいますので、着用するたびに毎回お洗濯するのが理想的です。そして毎回洗う必要があるということは、その度にブラジャーを痛めないように手洗いするべきです。

洗濯機には下着を洗っても良いように弱い水流の「ランジェリーコース」「弱水流モード」のような機能がありますが、洗濯ネットを使わないのは論外ですし、やはり手洗いには叶いません。

手洗いの利点は、人間の判断によって手の力加減が出来ることです。さまざまな強さを微妙に変えながら、必用な場所に必要に応じた力を与える事が出来る事ができる為、必要以上の負荷がかからず、ブラジャーの劣化を遅らせることができます。

女性ならブラは大切に、清潔にしておく

バストが大きすぎたり小さすぎたりで、なかなか自分に合うブラを見つけられない女性はたくさんいます。もしあなたがお気に入りのブラと出会えたなら、それはとても幸運なことです。

しかし、身体にバッチリフィットしているブラも、装飾が素敵なブラも、高価なブラも、お気に入りのブラはいつか寿命がやってきます。

お手入れ方法によってはすぐに変形し使えなくなることがありますので、素敵なブラジャーをできる限り長く使うために手洗いでお洗濯する習慣を身につけておきましょう!

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