「締め付けが強くないとガードルを履く意味がないんじゃないの!?」と思っていませんか?
ボディラインの補正を意識するあまり、小さめのサイズ感でガードルを選んでいませんか?
実は、キツいガードルは体に悪影響を及ぼす可能性があるんです。ガードルは無理して小さなものを着用しなくても十分効果はあります。正しいサイズの選び方を知るだけで、体に悪影響を及ぼすことなくボディラインを綺麗に補正することができます。
キツいガードルは卒業して、快適にガードルを履きこなしてみましょう!
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ガードルは小さめサイズを選んでしまいがち
みなさんはどんな理由で初めてのガードルを購入しましたか?
- 産後の体型を元に戻すために
- 最近腰回りにお肉が気になって来たから
- 洋服を綺麗に着たいから
こんな理由がほとんどだと思います。そして、こういった理由だからこそ過剰な締め付けを求めてしまうのです。
「体型を戻すためには締め付けなくては」「着れなくなっていた洋服を着るためには締め付けなくては」と考えてしまうのですね。
その結果購入したガードルを苦しく感じても「キツいけど補正下着なんだからこんなものだよね」と納得してしまうことが多いのです。
その納得は実は間違いで、キツいガードルを履き続けると思わぬ悪影響に襲われてしまうことになります。
まずはどのような悪影響があるのか確認していきましょう。
小さめサイズのガードルによる悪影響
ガードルってキツイくらいがちょうどいいんですか??
初めてのガードルです。
履いたら太ももがちょっとしびれたような感覚が・・・
ヒップは合ってるのに太ももがキツイような気がします。
http://chiebukuro.yahoo.co.jp/、Yahoo!知恵袋
痩せたくてガードルをはいていますが、きついので疑問です。
例えば消化に悪影響だったり、便通が悪くなったりするのですか?ダイエットに向いていないならすぐやめたいのですが正しい情報を教えて下さいm(__)m
http://chiebukuro.yahoo.co.jp/、Yahoo!知恵袋
初めて買ったガードルだと、どれくらいの締め付けが正しいのか分りませんので、このように「ガードルってこんなものだよね?」と思ってしまう気持ちは分かります。
ただ、しびれを感じるほどキツいのであれば、体に良くないのは明らかです。
悪影響その1:血行不良
締め付けが強い補正下着による悪影響の代表が血行不良です。
血液は心臓から送り出され、酸素や栄養素を全身の細胞に運びます。その一方で、心臓へと戻る際には二酸化炭素や有害ミネラルなどの老廃物を回収して腎臓や肝臓に運び、体外に排出するという働きも担っています。
このような血液の循環を血行といいますが、ガードルの締め付けが原因で血行不良になってしまうと細胞に必要な酸素や栄養素を届けられなくなりますし、回収されない老廃物はどんどん細胞に溜まっていきます。
この結果、足先が冷えたり、むくんでしますのです。
さらに、老廃物が溜まってしまった脂肪細胞はセルライトとなり下半身に居ついてしまいます。こうなるとガードルで綺麗に補正するというゴールは遠ざかり、逆にどんどん醜い下半身へと突き進んでしまいます。
悪影響その2:お肌の黒ずみ
ガードルは皮膚と直接長時間接する衣類です。ですから、締め付けがキツ過ぎると着用中は常にお肌にストレスを与え続けてしまうことになります。
紫外線というストレスから皮膚を守るために肌が黒くなっていく日焼けと同じメカニズムで、ガードルの圧迫によってストレスを受けた皮膚は「メラニン」を放出します。
そして、この「メラニン」が原因でお肌が黒ずんでしまうのです。
実はこのお肌の黒ずみはガードルだけに限らず、ブラジャーでも起きてしまうのです。
キツ過ぎるブラジャーをつけているとバージスラインにワイヤーが食い込み、それがストレスとなって「メラニン」が放出されてしまいます。
どんな下着でも、キツ過ぎるものを着用するのは良くないということですね。
少しゆるく感じるガードルでも効果はある
ここまででキツ過ぎるガードルによる悪影響を説明させていただきましたが、これはあくまでもキツ過ぎる場合に限ります。
しびれを感じるほど締め付けられていたり、着用していて苦しさを感じるほどのサイズ感でガードルを着用していなければ問題ないのです。
ガードルは、腹部の突出やヒップライン、太ももなどのラインが崩れやすい部分に圧力をかけることで補正し、美しいラインを作るという下着です。
脂肪がついてラインが崩れてしまったウエストや腰回りに圧力をかけることで、くびれが際立ち女性らしいボディラインを作り出すのです。
体の外側についた柔らかい脂肪を整えるだけの圧力で十分ですので、わざわざキツいガードルを選ばなくてもいいのです。
ゆるく感じていても、ウエストがガバガバだったりヒップの生地が余ったりしていなければ、ボディラインを補正する効果はあります。
正しいサイズの選び方
そもそもガードルは洋服を着た時のボディラインを補正して美しく見せるための下着です。
大きなお尻をいきなり小尻にしたり、贅肉がついて前に出てしまったお腹にいきなりくびれを作ったり、今の体型を大きく変えるほどの効果はガードルにはありません。
それほどの効果を期待してキツいガードルでギュッと締め付けてしまうと、行き場を失った脂肪はガードルの上下からはみ出し、みっともない段差を作ってしまいます。
血行不良やお肌の黒ずみなどの体への悪影響もありますから、サイズ選びは慎重に進めましょう。
慎重に、とはいってもサイズ選びは意外と簡単で、あるポイントに注意すると失敗しません。
まずは計測
メジャーでウエストとヒップを計測してください。
キツ過ぎるサイズ選びを防ぐためにも、お腹を凹ませたりせずありのままの数値を受け入れましょう。
次に購入するガードルのサイズ表を確認
こちらは補正下着専門店ラディアンヌのお腹にチャックガードルのサイズ表ですが、だいたいどのメーカーもこういったものが用意されています。
こういったサイズ表が用意されていなければ適切なサイズを判断できませんので、そういったガードルは避けた方がいいでしょう。
購入するサイズを決定
ここが注意したい重要なポイントです。
くびれを作りたいから、お尻を小さく見せたいからという考えは一旦捨てて、必ずウエストとヒップの該当サイズを比べて、大きい方を選んでください。
メジャーで測った自分のウェストがMサイズ相当でヒップがLサイズ相当の場合、ガードルはLサイズを選びましょう。ウェストがMサイズ相当でヒップがSサイズ相当なら、ガードルはMサイズです。
ウエストの該当サイズとヒップの該当サイズを比べた時、大きい方が自分の該当サイズになります。この1点にだけ注意していただければ、サイズ選びは失敗しません。
24才女です。
ガードルを初めて購入したいのですが、
58(ウエスト;55~61/ヒップ:79~89)か、
61(ウエスト:61~67/ヒップ:83~93)にしようか迷っています。
ネットで購入予定のため試着はできません。
ジーパンは24インチ(61cm)を履いていて、ちょうどいいです。
でも何度サイズをはかっても
ウエスト70cm、ヒップ90cmになります。※家族にもはかってもらいました
みなさんは小さめのガードルを履かれていますか?どなたかアドバイス・ご意見下さい。
よろしくお願いします。
https://oshiete.goo.ne.jp/、教えて!goo
例えば上記のような場合であれば、ヒップは90cmですから61(ウエスト:61~67/ヒップ:83~93)が該当サイズとなりそうです。
しかし、ウエストが70cmなのであれば、61よりもワンサイズ大きなガードルを選ぶ方がいいでしょう。
この方が購入を検討されているガードルであれば、58(ウエスト;55~61/ヒップ:79~89)を選んでしまうとキツく感じられるでしょう。
ウエストが70cmとのことですので、61(ウエスト:61~67/ヒップ:83~93)を選んでもウエストがキツく感じられるでしょうから、もう一つ上のサイズが該当サイズとなりそうです。
小さいガードルを履かなくてもくびれは際立つ
ガードルの締め付けは体に良くないのではないかと考えてしまう方も少なくありませんが、サイズ選びさえ間違えなければ苦しさを感じずに、悪影響もなく、綺麗なボディラインを作り出すことができます。
大きくなったお尻を小尻にすることはできなくても、垂れ下がったお肉をガードルで整えてあげれば、お尻の位置が上がり若々しく見せることができるのです。腰回りのお肉だって、少し締め付けてあげるだけでもくびれが際立ちます。
わざわざキツいサイズを選ばなくても、ついてしまったお肉の形を整えるだけで十分女性らしいボディラインになるのです。
「苦しいのならサイズが合っていないんだ」と素直に考えた方が健康的にボディラインを補正することに繋がるのです。